ごぼうといえば硬く繊維質なため、
消化に良くないイメージですが
犬に与えるならどのようにしたらいいのか?
そもそも、犬にゴボウを
食べさせてもいいのでしょうか?
この記事では
犬にごぼうを食べさせてもOKなのか、
ごぼうを与えるメリットや注意点についても
簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
犬にごぼうを食べさせてもOK?
結論からいうと
犬にごぼうを食べさせてもOKです。
繊維質が多いため消化できるのかと
心配なさる方もいると思いますが、
与え方によっては犬にとっても健康食材といえます。
人間同様、犬の場合でも
便秘解消に効果をもたらしますので
便秘に悩んでいる方は一度試す価値があります。
犬にごぼうを与えるメリットとは?
犬にごぼうを与えるメリットは
豊富な栄養素を得ることができることです。
ゴボウには、食物繊維だけでなく、
亜鉛やカリウム、マグネシウム、
ビタミン類など豊富な栄養素も含まれています。
特に効果が期待されるのが
- セレン
- イヌリン
- リグニン
- カリウム
この4つの栄養素が
犬の体内にさまざまな働きかけをしてくれます。
ごぼうのメリット①【セレン】
ごぼうに含まれている「セレン」には
活性酸素を除去してくれる
抗酸化作用が含まれています。
よって、老化防止や
がん予防などに効果があります。
ごぼうのメリット②【イヌリン】
ごぼうの食物繊維に含まれる「イヌリン」には
ビフィズス菌の成長を促し、
腸内環境を整えて善玉菌を住みやすくする効果があります。
また、血糖値を改善する働きもあります。
ごぼうのメリット③【リグニン】
ごぼうには不溶性食物繊維の「リグニン」という
解毒作用のある栄養素が含まれていて、
犬の体内に入ってしまった毒素を
排除してくれる働きがあります。
腸内の発ガン性物質を吸着し、
大腸ガン予防にも効果もあるといわれています。
ごぼうのメリット④【カリウム】
ごぼうに含まれる「カリウム」は
塩分を排出する働きがあるので、
血圧を維持してくれます。
また、利尿作用が体内の
水分量を調整してくれるので
代謝アップに繋がります。
犬にごぼうを与える時の注意点とは?
犬にごぼうを与える時の注意点は
以下の2つです。
- 加熱したものを与えること
- 細かくしてから与えること
この2つを守ることで
犬の健康に大きく役立ちます。
ごぼうを生のまま与えると
犬の体内では消化しにくいため、
消化不良を起こし嘔吐や
下痢をしてしまう可能性があります。
また、
大きい形状にしたままでも
同様のことが言えます。
必ず茹でて柔らかくしたものを
犬へ与えるようにしましょう。
また、出来る限り細かく刻んだり、
フードプロセッサーなどで
しっかりとすり潰してから与えると
消化に良く栄養の吸収も良いのでおすすめです。
まとめ
犬にごぼうを食べさせてもOKですが、
消化を良くしてあげるために
茹でて細かくすることを行いましょう。
また、体に良いからといって与えすぎは
軟便や下痢を引き起こすこともあるので
大量に食べさせることは控えてください。
最初は少量から様子を見ていき、
消化不良を起こさなければ
5kgの小型犬で30g程度、
10kgの中型犬で50g程度
20kgの大型犬で90g程度を目安に与えてみましょう。