柴犬がイカを食べると危険？【柴犬のいかの注意点】

消化に悪そうなイカですが、
柴犬がイカを食べると危険なのでしょうか？

この記事では
柴犬にイカを食べさせない方がいいのか
注意点についても徹底解説していきます。

柴犬にイカを食べさせない方がいい？

柴犬にイカを食べさせるのはダメなのか？

結論からいうと
加熱したイカであれば
少量程度柴犬に与えることは可能ですが
生のイカを柴犬に食べさせることはNGです。

イカには柴犬が中毒を起こすような
危険な成分は入っていませんが、
あまり積極的に摂ることはおすすめできません。

柴犬がイカを食べない方がいい理由

柴犬がイカを食べない方がいい理由には
主に3つ挙げられます。

• 消化に悪い
• 寄生虫の危険
• チアミナーゼ

柴犬がイカを食べない方がいい理由①【消化に悪い】

イカは柴犬にとって消化に悪いため
与えすぎると柴犬の胃腸への負担が大きいです。

そのためイカを食べた柴犬は
消化不良を引き起こし、
腹痛や胃痛、嘔吐や下痢などの
症状が現れる場合があります。

特に高齢犬や子犬、
胃腸の弱い犬には与えないほうがいいでしょう。

柴犬がイカを食べない方がいい理由②【寄生虫】

イカには寄生虫である
「アニサキス」が潜んでいる場合があります。

アニサキスは主に
イカの内臓に多くいるようで、
細長く糸のような形が特徴的で
よく見れば肉眼でも確認することができます。

もしもアニサキスが生きたまま
柴犬の体内に入ってしまうと
中毒症状を起こすことがあるため、
加熱して寄生虫を取り除きましょう。

柴犬がイカを食べない方がいい理由③【チアミナーゼ】

生のままのイカには
「チアミナーゼ」と言われる
ビタミンB1を分解する酵素が含まれています。

そのため、
柴犬が生の以下を食べると
ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があるのです。

柴犬にとってビタミンB1は
神経系の機能を正常に保つために必要な栄養素です。

これが欠乏してしまうと
歩行障害や視力障害、
脚気、痙攣、筋力の低下など
さまざまな症状が犬に発症するリスクが生じます。

柴犬にイカを与える際の注意点

柴犬にイカを与える際の注意点として
3つのことに気を付けるようにしましょう。

• 消化によくすること
• 与えすぎないこと
• アレルギーに注意すること

消化に良くする【柴犬のいかの注意点】

柴犬にとってイカは消化しにくいため、
内臓や皮、目玉などは取り除き
ボイルしたり焼いたものを与えましょう。

加熱をすることで
チアミナーゼの酵素は失活します。

また、
加熱したものはよく冷まし
味付けなどはせずに
細かく刻んでから柴犬に与えるようにしましょう。

与えすぎないこと【柴犬のいかの注意点】

柴犬にイカを与えすぎると
消化不良を起こす危険性があります。

イカは柴犬の主食にはならず、
メインとして食べるのはドッグフードです。

間食として与える場合は
摂取カロリー総量の20%以下が
目安量となりますので
それ以上与えないようにしましょう。

アレルギーに注意すること【柴犬のいかの注意点】

柴犬がイカを食べたことで
アレルギーを引き起こすこともあります。

アレルギー症状としては

• 下痢
• 嘔吐
• 目の充血
• 皮膚のかゆみ
• じんましん
• 元気がない　など

さまざまな症状として現れます。

重症化するケースも稀にありますので
柴犬の様子に異変を感じられたら
早急に動物病院へ連絡しましょう。

初めてイカを柴犬に与える際には
極少量から与えるようにして
上記のような症状が出ないか様子をみましょう。

まず、飼われている柴犬に
イカのアレルギーがないかどうかを
しっかり確認することを意識してみてください。

まとめ

柴犬にイカを食べさせない方がいいか、
その判断は飼い主に委ねられます。

積極的に柴犬にイカを
与える必要はありません。
間食として与えるのであれば
少量適度にとどめておきましょう。

また、
生のイカでなければ
与えてもいいということではなく、
塩分や消化のことも考え、
スルメイカなどの加工品も食べさせないようにしましょう。