愛犬家のあなたなら
犬の肉球のニオイを
嗅いだことがあるかと思います。
犬の肉球から
ポップコーンのニオイがする？！
と驚かれたと同時に
これって正常なの？
と不安になられた愛犬家も
多いのではないでしょうか。
何かの体調不良や
病気の前兆などには関係ないかと
原因が気になりますよね。
そこでこの記事では
犬の肉球からなぜ
ポップコーンのニオイがするのか？
アメリカの研究でわかった
その理由についてわかりやすくまとめていきます。
目次
犬の肉球の役割とは？
犬の肉球は
皮膚の角質層(最外層)が
厚くなったものです。
犬の肉球には
- 繊維
- 弾性繊維
- 脂肪
- コラーゲン
などが入っています。
その肉球には、犬にとって
主に以下の3つ役割があります。
- 地面の暑さや冷たさから身体を守る
- 足を保護する
- 足音を立てにくくする
このように
犬の全身を支える機能の他にも
犬の身を守るために
肉球はとても大切な役割を果たすものです。
なぜ犬の肉球からポップコーンの臭いがするのか？
犬にとって重要な役割を果たす肉球ですが
その肉球からなぜ
ポップコーンのようなニオイがするのか？
アメリカの研究によって
その理由が3つわかっています。
- 汗
- バクテリア
- 感染
汗【犬の肉球の匂いの原因】
犬はもともと汗腺が少なく
汗を掻きにくい動物です。
掻きにくいとはいっても
- アポクリン腺
- エクリン腺
という2つの汗腺があります。
肉球は犬の体の中で唯一
汗を掻くことができる部分だとされています。
その肉球にある
エクリン汗腺という汗腺から分泌された汗と、
散歩で土や草の上などを歩き回った
さまざまなニオイとが混ざり合うことで
ポップコーンのようなニオイへと変化します。
バクテリア【犬の肉球の匂いの原因】
人間にも言えることですが、
犬の肉球や皮膚にも
たくさんのバクテリアが存在してます。
どんなにキレイにシャンプーしたり、
肉球のケアをしていても
バクテリアのいない犬など存在しません。
特に雨の日にニオイやすいのは
雨水の中の微生物や細菌が
犬に付着しているバクテリアと混ざり合うことで
さらに強いニオイを放つことがあるからです。
感染【犬の肉球の匂いの原因】
はっきりと断定されてはいないのですが、
犬の肉球の匂いの原因として
感染が原因だとも考えられています。
犬の耳の中に
シュードモナス菌や
マラセチア菌などが菌入り込み、
膿んでしまったことで
ニオイが発生しているとされています。
犬も飼い主も
感染していることに気がつきにくいです。
そして知らぬうちに
犬が足で耳をいじってしまったことで
爪などに感染してしまい、
肉球からニオイが発生していると感じます。
最後に
なぜ犬の肉球から
ポップコーンのようなニオイがするのか
お分かりいただけましたか？
体調不良や病気の前兆とは
大きく関係はなさそうですが、
もしかしたら感染などがあり得ることは
頭の中に入れておいてください。
ついつい
嗅ぎたくなってしまうとされる
犬の肉球のニオイですが、
ニオイをかぐのと同時に
肉球のケアも一緒にしてあげると
ケガや乾燥から守ることができるのでおすすめです。
【参考記事】
