犬用のサニタリーパンツは
どんな時に必要なのでしょうか?
この記事では
犬用のサニタリーパンツとは何か、
種類や選び方についてもわかりやすく解説していきます。
目次
犬用のサニタリーパンツとは何か?
メス犬にも生理があるのをご存知ですか?
サニタリーパンツは
生理中のメス犬に用いるパンツのことです。
避妊手術をしていない場合、
メスの犬は年に2回生理があるため
出血している期間はサニタリーパンツが必要になります。
メス犬の生理の時期
メス犬の生理には個人差もありますが、
生後6ヶ月を過ぎた頃から始まることが多いとされています。
犬の生理期間は
発情前期→発情期→発情後期
の3期間を1サイクルとして、
1週間から10日ほど出血が続きます。
その後、
約3~6ヶ月の無発情期(休止期)を経て再び生理が始まります。
犬用のサニタリーパンツは必要?
犬用のサニタリーパンツが
必要とされる理由は次の3つが挙げられます。
- 部屋を汚さないため
- 妊娠を防ぐため
- 外出時のマナー
理由①【部屋を汚さないため】
出血量は犬によって異なりますが
そのままにしているといろいろな所に血がついてしまいます。
サニタリーパンツを履いていれば部屋が汚れるのを防げます。
理由②【妊娠を防ぐため】
出血していると血のニオイで
オス犬を引きつけてしまいます。
オス犬は2㎞先にいる
メス犬のフェロモンを察するほど優れた嗅覚を持っています。
それにより
妊娠をすることも考えられるため、
避妊するためにもサニタリーパンツが必要です。
理由③【外出時のマナー】
一般的に生理中のメス犬が
散歩や外出するときにサニタリーパンツを履かせることはマナーです。
なかには、
オス犬でも避妊の意味で
サニタリーパンツを履かせて散歩する飼い主もいるそうです。
犬のサニタリーパンツの種類について
犬のサニタリーパンツには2種類あります。
- パンツタイプ
- オーバーオールタイプ
それぞれのパンツの特徴を知って
愛犬に合うタイプはどちらを選択しましょう。
サニタリーパンツ【パンツタイプ】
パンツタイプは
下半身で履くサニタリーパンツで、
パンツそのままの形をしています。
付け方はおむつを付けるように
後ろ脚をパンツに通したあと、
腰はマジックテープで固定したり
ゴムで締めたりします。
装着しやすいため、
飼い主や犬の負担を軽減できます。
しかし、
腰だけで固定するため
ズレやすかったり、
締めすぎると皮膚炎を起こすことも考えられます。
サニタリーパンツ【オーバーオールタイプ】
オーバーオールタイプのサニタリーパンツは
全身に着るつなぎタイプや、
パンツにサスペンダーが付いたタイプがあります。
パンツタイプに比べて、
ズレや脱げにくさが少なく
締め付け感もあまりありません。
しかし、
密着する分着脱はしにくいため、
着替えに時間がかかるとお互いにストレスになります。
犬用のサニタリーパンツの選び方
犬にサニタリーパンツが必要になった時、
選び方のポイントを3つ挙げました。
- サイズに合うもの
- 洗いやすいもの
- 通気性の良いもの
選び方①【サイズの合うものを選ぼう】
サニタリーパンツを選ぶ時には、
サイズ感は重要です。
きついものだと擦れてしまったり、
大きすぎるとずれ落ちて脱げてしまいます。
事前に腰回りなどのサイズを測っておき、
合うサイズを選ぶようにしましょう。
活発に動く犬には
オーバーオールタイプがおすすめです。
選び方②【洗いやすいものにしよう】
サニタリーパンツを使用するときは
おむつをつけたり、
パッドをつけるなどをして
パンツに直接血がつくのを防ぎます。
しかし、
サニタリーパンツ自体にも
血がついたりするため、
洗いやすいものがいいでしょう。
選び方③【通気性の良い素材を選ぼう】
サニタリーパンツを使用すると
汗による蒸れだけでなく、
生理の出血で更に蒸れやすい状態です。
さらに、
ばい菌が繁殖して皮膚炎を起こすことも考えられます。
そのため、
コットンやメッシュといった通気性が良く、
蒸れにくい素材のものを選ぶようにしてください。
また、
洗濯後に乾きやすい素材なのも衛生的でおすすめです。
まとめ
犬用のサニタリーパンツとは何か、
また、あなたの愛犬に必要であるかを判断することはできましたか?
避妊手術をしているメス犬には必要ないと思います。
しかし、
手術をしていない場合は
部屋を汚さないためだけでなく、
望まない妊娠をしないためや
マナー的な意味でもサニタリーパンツを履かせましょう。
また、
避妊具としてオス犬に使うことも有効的です。
犬が快適に過ごせるように
まずはサイズに合ったものを選んであげることから始めましょう。