ベーコンには
犬にとって必要なタンパク源を含み
手軽に食べさせることができますが、
犬に与えてもいいのでしょうか?
この記事では
犬がベーコンを食べると危険なのか、
危険と言われる理由についても詳しく解説していきます。
目次
犬がベーコンを食べると危険?
犬がベーコンを食べることは
すぐに中毒症状を起こす危険はないものの、
与えていいものではありません。
人間用に作られているベーコンは、
犬にとっては味が濃すぎるものです。
犬がベーコンを食べ慣れてしまうと
濃い味を好むようになり、
いつものフードを食べなくなってしまうことがあります。
フードを食べられなくなると
栄養バランスが偏り、
丈夫で健康な体を維持することができなくなります。
そのため、
ベーコンだけでなく、
他の加工肉であるハムやソーセージも同様に与えないほうがいいでしょう。
犬がベーコンを食べない方がいい理由とは?
ベーコンには犬が必要とする
たんぱく質が多く含まれていますが、
食べない方がいいとされる理由には次の3つがあります。
- 塩分が多い
- 添加物を含んでいる
- 肥満の原因
塩分が多い【犬のベーコンの注意点】
人間の加工肉は塩分を多く含み、
ベーコン100gあたりですと
約2~2.5gほどの塩分が含まれています。
犬の塩分の適正量は体重1㎏あたり0.127gです。
そのため、
4㎏の犬の場合ですと
25gのベーコンを食べただけで1日の適正量を超えてしまうことになります。
犬が塩分を過剰に摂取すると
舌が塩分過多状態となり、
体温調節がうまくできず免疫力が低下してしまいます。
多少誤飲した程度では問題ありませんが、
日常的に塩分を摂りすぎるようになると
次のような病気を引き起こす可能性もあるのです。
- 腎臓病
- 高血圧
- 心臓病
- 皮膚が痒くなる
- 発疹
- 皮膚炎
添加物を含んでいる【犬のベーコンの注意点】
ベーコンなどの加工肉には
ものによって多くの添加物が含まれています。
使われることの多い添加物は次のような物です。
- 亜硝酸ナトリウム
- 着色料
- ソルビン酸カリウム
- リン酸塩
このような添加物をとり続けると
犬の体内に悪影響を及ぼすこともあります。
- 発育不良
- 蕁麻疹
- アレルギー
- 肝臓障害
- 貧血
- 骨のトラブル
- ガン
アレルギーでなければ食べてすぐに
異常が出ることはありませんが、
食べ続けることにはリスクがあることは覚えておきましょう。
また添加物はベーコンだけでなく、
ドッグフードに含まれてるものもあります。
今食べているフードの袋の
裏面の原材料を確認してみるといいかもしれません。
肥満の原因【犬のベーコンの注意点】
ベーコンは主に
豚のバラ肉から作られているため、
多くの脂肪分が含まれています。
そのため食べ過ぎると
カロリーオーバーとなり肥満の原因になります。
肥満は生活習慣病を招き、
さまざまな病気を引き起こす
きっかけとなりますので注意が必要です。
もしも犬にベーコンを与える場合の注意点
もしも犬にベーコンを与える場合には
次のようなことに注意して与えるようにしましょう。
- アレルギーに注意する
- 加熱が必要なものは火を通す
- 人間用の物なら塩抜きする
- 犬用のベーコンを選ぶ
できれば人間用の物ではなく、
犬専用の物が売られているため
そちらを選んで与えるようにしましょう。
また、
豚肉でアレルギーを起こすこともあるため、
食後に異変がないか見守るようにしてください。
まとめ
もしも犬がベーコンを欲しがっても
与えることはおすすめできません。
それでも与えたい場合には
犬用の物を選んだり、
塩抜きするなどひと手間加える必要があります。
しかし、
添加物を全て取り除くことはできないため、
病気のリスクはなくなりません。
犬の健康を守りたいのであれば、
高タンパク低カロリーの肉類や卵を与えることをおすすめします。