犬用のエリザベスカラーとは
何かをご存知ですか?
犬用エリザベスカラーは
どんな用途で使われるのか?
犬にとってエリザベスカラーは
本当に必要な物なのか?
この記事では
犬用エリザベスカラーとは何か?
その意味だけでなく
犬用エリザベスカラーのメリットや
デメリットなどについても
わかりやすく説明していきます。
目次
犬用のエリザベスカラーってなに?
犬のエリザベスカラーとは
主にケガや皮膚疾患、
手術などの外傷を持った犬が、
その患部を舐めたりして悪化させないよう
保護するために首に巻く医療用グッズです。
ある程度犬の動きを制限したいときに
使用することが目的となります。
犬用エリザベスカラーは
開くと扇型になっていて、
それを犬の首に巻くことで
犬の顔周りを360℃ガードしてくれます。
そのため動きが制限され
犬は患部を舐める行動をしなくなります。
一般的な材質は
プラスチック製が多く、
犬の首に直接触れる内側の部分には
樹脂などでカバーされており、
肌に優しい作りになっています。
犬のエリザベスカラーはどんな時に使うの?
犬にエリザベスカラーが
主に使われる場面は
以下のようなときです。
- 入院中
- ケガをした場合
- 手術後
- 目や耳の治療中
- 外用薬使用時 など
犬用エリザベスカラーをつけることで
犬の動きが制限され
症状の悪化の防止に大きく貢献します。
犬用エリザベスカラーのメリット
犬がエリザベスカラーを使うことで
犬が得られるメリットを
使用される用途別でまとめました。
- 入院中の場合
- ケガや手術後の場合
- 目や耳の治療中の場合
- 外用薬使用時の場合
入院中の場合【犬用エリザベスカラーのメリット】
入院中、犬に点滴するような場合、
犬用エリザベスカラーをつけることで
犬が点滴の針を外したり動かしたりするリスクがなくなります。
また入院中、犬はとても不安になり
処置をする際に噛みつこうとしますが
犬用エリザベスカラーがあることで
犬のかみつきを防止することができます。
つまり
犬用エリザベスカラーをつけることで
犬は動きが制限されるため
犬は安静にしていられることができるのです。
治療のためのカテーテルや
器具を取り外すなどのリスクもなくなるため
入院中の犬にエリザベスカラーをつけることで
大きな大きなメリットを得ることができます。
ケガや手術後の場合【犬用エリザベスカラーのメリット】
ケガや手術後の場合に
犬用エリザベスカラーを利用することで
以下のメリットを得ることができます。
- 傷口に触れられない
(傷口の早期回復) - 傷口を舐められない
(感染症予防) - 動きずらいので安静にしていられる
目や耳の治療中の場合【犬用エリザベスカラーのメリット】
目や耳の治療中の場合
犬は痛みや痒みから、
患部を擦ったり、引っ掻いたりしたくなります。
犬用エリザベスカラーをつけることで
犬は患部に触れることができなくなるため
そういったリスクも回避することができます。
外用薬使用時の場合【犬用エリザベスカラーのメリット】
外用薬使用時の場合に
犬用エリザベスカラーを使用することで
以下のメリットを得ることができます。
- 薬が気になり舐めたくなるが、舐めることができない
- 薬を舐めとられることがないので薬の効果が期待できる
犬用エリザベスカラーのデメリット
犬がエリザベスカラーを
使用したほうが良い場面であっても
犬にとってデメリットなこともあります。
- サイズ合わせ
- 毛が抜ける
- ストレス
サイズ合わせ【犬用エリザベスカラーのデメリット】
犬用エリザベスカラーは
その犬種の特徴にあった
適応するサイズをきちんと選ばないと
全く意味がありません。
犬の体の保護したい部分を
しっかり守れているのか
必ず確認しましょう。
サイズが合っていなさそうな場合には
動物病院で相談するようにし、
自己判断で外すのは控えましょう。
毛が抜ける【犬用エリザベスカラーのデメリット】
首にエリザベスカラーをつけたことで
毛が擦れて切れたり、
抜けてはげてしまったり、
皮膚が荒れてしまうことがあります。
軽い症状が出たり、
何かしらの違和感などが生じた場合は
早めに動物病院で対処法を相談しましょう。
ストレス【犬用エリザベスカラーのデメリット】
犬にとっては
普段の生活にないものが
突然首に巻かれているので
ストレスは必ず感じるでしょう。
視界が悪くて歩きにくかったり、
食事や水分が上手く取れずに
食欲不振になる犬もいます。
多くの犬は2、3日経てば
慣れてきて順応していきますが、
犬用エリザベスカラーになかなか慣れずに
ストレスを強く感じている場合や
食事も摂れないような際には獣医さんへ相談しましょう。
最後に
この記事では
犬用エリザベスカラーとは何か?
その意味だけでなく
犬用エリザベスカラーのメリットや
デメリットなどについても解説しました。
犬用のエリザベスカラーについて
必要性は感じられたでしょうか?
健康でケガもなく元気な場合には
もちろん必要ありません。
しかし、何かしらのケガや
安静にしていなければならない時には
エリザスカラーをつけた方が安全なこともあります。
なるべく犬に
不安やストレスを与えないように
あなたの気配りや手助けが必要です。
犬が一日も早く
元気に過ごすことが出来るように
優しく支えてあげましょう。