なぜ犬の目は
暗闇の中で輝くのでしょう。
輝いているけど
犬は夜に目がちゃんと見えているのか？
暗闇で犬の目が光ることと
病気とは何か関係あるか？！
この記事では
犬の目が暗闇の中で輝く理由を
まとめていきます。
暗闇の中で犬の目が輝くのはなぜ？
暗闇の中で犬の目が
緑色や赤色に輝いて見えたことはありますか？
犬の目には
暗闇の中にいても、
周囲が見えるように働いてくれる
タペタムという細胞があります。
タペタムは
犬の目の網膜の裏側にあり、
網膜の全体の約半分を占めています。
このタペタムは
光の反射板の効果があるので
夜、暗闇の中で
犬の目が輝くという現状が起こるのです。
ちなみにタペタムは
日本語で「輝膜」と表します。
タペタムのおかげで
小さな光を大きな光へと
増幅することができるため、
犬は暗闇でも目が見えるようになるのです。
犬の目の光り方の豆知識
実は、
犬の目に入る光の位置によって
犬の目の輝きが変わります。
犬の目の細胞の辺りに
光が反射すれば緑色に光り、
それ以外の場所で反射すれば
赤色に光ります。
犬は目(視力)が良い？
犬は目が良いかどうか、、、
答えは
NO(いいえ)です。
実は犬はもともと
遠視だと言われています。
例えば、
日中の人間の視力が1だとすると、
- 鷹は約5倍
- 馬は0.67倍
- 牛は0.4倍
- 犬は0.27倍
の視力しかないそうです。
最至近距離も
33～50cmでまで近付いて
ようやっと焦点が合う程度なので、
他の動物と比べても
目がいいとは決して言えません。
そして色彩は
赤色と緑色の2色のみ
しか判断できないのです。
しかし、
暗闇になると
犬の目の網膜である
タペタムの働きにより、
人間よりも犬の方が視力が優れます。
近視傾向にある犬
犬は遠視傾向にある犬が多いですが、
中には近視傾向にある犬種もいます。
- ラブラドール
- コリー
- ジャーマンシェパード
- ロットワイラー
これらの犬種は比較的
視力はいいとされています。
犬の目が輝くのは、病気が原因の可能性もある？！
犬は暗闇になると
緑目や赤目になりやすいですが、
なかには病気で
目の色が変わっている場合もあります。
その場合は暗闇に限りません。
つまり
日中でも目の色が青みがかったり、
白っぽくなるようであれば
病気の可能性があります。
また、それとともに
目の腫れや充血にも注意が必要です。
考えられる病気は
- 緑内障
- 白内障
- 角膜炎
- 進行性網膜萎縮
などの目の病気はさまざまあります。
いつもの様子と違うようであれば、
早めに動物病院で診察しましょう。
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まとめ
犬の目が暗闇の中で輝くのは
見るために網膜が働いているからなので
輝くこと自体には問題はありません。
しかし、
青白っぽいときは
異常の可能性がありますので
異変を感じられたら
すぐに診察を受けることをお勧めいたします。
