犬が車酔いする原因をご存知ですか?
どこかへ車で出かける度に
犬が辛そうにしていると飼い主も辛い気持ちになります。
一緒に出かけたくても出かけられないのは
家族として悲しいものです。
そこでこの記事では
犬が車酔いする原因と治す方法について
詳しく紹介していきます。
目次
犬が車酔いする原因とは?
犬が車酔いする一番の原因は
耳の奥にある平衡感覚やバランスを整える
前庭や三半規管が
車の揺れについていけずに刺激されて起こるものです。
揺れ続けることで
目に見える映像と感覚とにズレが生じて車酔いをしてしまいます。
そのため、
車だけでなく船や飛行機などでも酔うことがあります。
他の原因としても
- ニオイ
- 音
- 嫌な記憶
- 不安な気持ち など
その場の環境や心理的な要因でも車酔いに影響を及ぼします。
個体差はありますが、
足が細くバランスが取りづらい犬や
環境の変化にストレスを感じやすい犬ほど
車酔いしやすい傾向にあります。
犬の車酔いとみられる主な症状とは?
犬が車酔いした時どんな症状が出るのか、
以下に挙げてみました。
- そわそわする
- あくびをする
- 嘔吐する
- 大量のよだれが出る
- 震える
- か細く鳴く
- 吠える
このような症状が出ている場合には
犬が車酔いしている可能性があります。
犬の車酔いを治す(対策する)方法【予防策とは?】
犬の車酔いを治す(対策する)ためには
環境を整えてあげたり、
犬が酔う前に予防をしてあげることが大切です。
犬の車酔いを対策する方法として
以下の6つの予防策を試してあげましょう。
- 車に慣れさせる
- 食事の時間や量に気を付ける
- 車内の環境を整える
- 移動中の揺れを最小限にする
- 小まめに休憩をとる
- 安全運転を心がける
犬の車酔い対策①【車に慣れさせる】
まずは犬が車に慣れるために
エンジンを止めた車に乗せることから始めましょう。
車の中でおやつを与えたり、
おもちゃで遊んでみたりと
車に乗ることが楽しくなるように覚えさせます。
その後、
エンジンをかけた状態の車にも
同じように慣れさせるようにします。
車酔いの症状もなく
自ら乗るくらい車に慣れてきたら
車を走らせてみましょう。
始めは短時間にして
徐々に運転時間を延ばしていきます。
犬の車酔い対策②【食事の時間や量に気を付ける】
お腹がいっぱいの状態でも
空腹の状態でも車酔いの原因になります。
車で出かける予定がある場合には
2~3時間前に食事を済ませておくか、
食事の量を半分に減らすなどにしておきましょう。
犬の車酔い対策③【車内の環境を整える】
犬が酔わないために
車内環境を整えることも大切です。
犬は嗅覚が敏感なため、
強い芳香剤やタバコの臭いは控えるようにしましょう。
また、車内の温度も
適切に調整してあげましょう。
犬の車酔い対策④【移動中の揺れを最小限にする】
犬を車に乗せる際は
ドライブ用ケージやキャリーケース、
または振動が伝わりにくい座席にするなど
揺れを極力抑えた場所で乗せてあげましょう。
車の中で自由にさせたり、
飼い主が抱っこした状態はおすすめできません。
犬の車酔い対策⑤【小まめに休憩をとる】
人間でも同じことが言えますが
長時間車に乗ることは犬にとっても負担になります。
時間に余裕を持って出かけるようにし、
小まめに休憩時間をとって移動するようにしましょう。
犬の車酔い対策⑥【安全運転を心掛ける】
急ブレーキや急発進、
またカーブが続くような道は
体が大きく揺られるため、
車酔いしやすくなる原因となります。
どんな時も安全運転するように心がけましょう。
まとめ
犬が車酔いを起こす原因は人間と同じで
体が揺れることがもっともよくありません。
そのため、
車に乗る環境を整えてあげることが重要です。
また、
精神的に嫌な思いをした経験がある場合
車に乗ることは楽しいと覚えさせてあげることも大切です。
その犬に合った治す方法を見つけて
家族みんなで出かけられるように
愛犬と一緒に飼い主も向き合っていきましょう。