犬のお留守番中に暖房をつけるのは危険?

犬だけでのお留守番、
あなたはどんなことに気を付けていますか?

 

夏の時期であれば、
熱中症や夏バテにならないように
温度調整している飼い主も多いかと思います。

 

しかし、
冬の時期では寒さ対策を行っていますか?

 

この記事では
犬のお留守番中に暖房は必要なのか、
暖房をつける危険性や注意点などについて詳しく解説していきます。

 

犬のお留守番中に暖房は必要?

犬のお留守番中に暖房は必要なのか、
それは犬種やお住まいの地域によっても違いがあります。

 

もちろん犬種や住まいだけでなく、
個体によっても
寒さに強い弱いがありますので、
どんな犬であっても過ごす部屋の温度管理が必要です。

 

犬のお留守番中の暖房【犬種】

基本的には
小型犬や短毛犬種は寒さに弱いため、
暖房器具や寒さ対策が必要となります。

しかし、
ハスキーや秋田犬などの
寒冷地に住んでいた犬種は寒さに強いため、
暖房など必要としない場合もあります。

 

冬の場合の室温の目安は
ダブルコートやシングルコートといった
被毛の特徴と、
毛の長さを考慮しながら設定しましょう。

 

  • ダブルコート:19〜23℃
  • シングルコート:20〜25℃
  • 長毛種:15~20℃
  • 短毛種:20~25℃

 

犬のお留守番中の暖房【地域】

お住まいの地域によっても違いがあり、
雪が多く降らないような地域でしたら
日中はケージやクレート全体を
毛布で覆ってあげると暖房がなくでもよいでしょう。

しかし、
東北や北陸などの寒い地域では
日中でも暖房を必要とする場合が多いです。

 

部屋の温度や
犬が寒がっていないか様子を見てあげましょう。

暖房をつけてお留守番させるときの注意点

飼い主が外出する際、
暖房をつけたままにすることは危険を伴うことがあります。

 

その危険性をなくすために
犬のお留守番中に暖房をかけておく場合、
次の4つの注意点を心がけましょう。

  • 温風を直接体に当てない
  • 湿度は50~60%に保つ
  • 低温やけどに注意する
  • 床置きの暖房器具は使用しない

 

注意点①【温風を体に当てない】

犬がお留守番中に過ごす
サークルやケージには
暖房の温風が直接当たらないように移動しましょう。

体温調節がうまく働かなくなってしまいます。

注意点②【湿度を50~60%に保つ】

暖房器具を使うと
どうしても空気が乾燥しやすくなります。

室内に水や濡れタオルを置いたり、
加湿器などを使って
湿度50~60%を保ちましょう。

鼻や喉などの粘膜が乾燥すると
細菌やウイルスへの抵抗力が弱くなり、
風邪を引きやすくなります。

注意点③【低温やけど】

最近では
ペット用のホットカーペットや
こたつなどの商品がありますが、
低温やけどしまうこともあるため、
飼い主がいないときには使用しないようにしましょう。

 

もしも使用する場合は
サークルやケージ全体覆うものではなく、
小さめのサイズを使用し、
暑くなったときの逃げ場を作っておきましょう。

注意点④【床置きの暖房器具は使用しない】

ヒーターやストーブなどの温風を
犬へ直接当てなければ大丈夫というわけではありません。

犬が誤って倒す危険性があるため
飼い主の留守中には
床置きタイプの暖房器具はおすすめできません。

 

まとめ

犬のお留守番中に
暖房を必要とする場面はあり、
特に小型犬など寒さに弱い犬には必須です。

 

寒さに耐えられずに
風邪を引くこともありますので
我慢させないように
犬が快適に過ごせる部屋の適温を見つけてあげましょう。

 

注意点を守れば、
暖房でも安全に快適に使用することができるでしょう。

おすすめの記事