子犬に洋服を着せても問題ない？

子犬に洋服を着させても
いいのでしょうか？

 

「飼い始めた子犬に
可愛くおしゃれをさせたい。」

「冬の寒さ対策のために
子犬に洋服を着させたい。」

などと考えている愛犬家へ。

 

子犬に洋服を着させても
問題はないのか？

その疑問について
詳しく解説していきます。

子犬に洋服を着せても問題ない？その目的とは？

子犬へ洋服を着せることは
基本的に問題ありません。

しかし、
おしゃれをするためだけに
着させるわけではありません。

子犬に洋服を着せる目的には
以下の2つが挙げられます。

• 体温調節のため
• 汚れ防止のため

この2つの
いずれかに該当する場合
子犬に洋服を着させてみましょう。

体温調節のため【子犬に洋服を着せる目的】

子犬の時期は
まだ体温調節の機能が未熟なため、
気温の変化によって
体調を崩しやすいものです。

そのために
洋服を脱ぎ剥ぎさせてあげることで
体温調節を手助けしてあげます。

 

特に
朝晩の気温差が激しい
春や秋の体調管理には注意が必要です。

子犬にとって洋服は、寒さ対策だけじゃない？！

子犬に服を着させてあげることは
冬の寒さから身を守るためだけではありません。

実は、
暑さ対策にも用います。

 

夏には
クールシャツという
水で濡らした洋服を着せることで
洋服の水分が蒸発するとともに
犬の身体の熱を逃がしてくれる効果があります。

 

基本的に汗をかかない犬は
身体に熱がこもりがちなので
試してみてはいかがでしょうか？

 

 

汚れ防止のため【子犬に洋服を着せる目的】

子犬がお風呂へ入れるようになるのは
生後2～3カ月以降です。

犬のお風呂の頻度については
多くて2週間に1回、
ほとんどの犬の場合が月に1回程度です。

人間のように
毎日洗うわけではないため、
毛に汚れが付着しやすく
衛生的によくありません。

では
毎日シャンプーすれば？
と思われた方。

犬全般に言えることですが、
特に子犬は皮膚が弱いため
シャンプーのし過ぎは
皮膚トラブルを起こす可能性があります。

なので、
洋服を着せることで
少しでも子犬が汚れないように
清潔さを守ってあげるのです。

 

子犬へ洋服を着させるときの注意点

子犬へ洋服を着させるときの
注意点は主に3つあります。

• 家の中、外で着る洋服を使い分ける
• 無理強いはしない
• 常に着せたままにしない

家の中、外で着る洋服を使い分ける【子犬へ洋服を着させるときの注意点】

子犬が服を着たまま
散歩などで外出した場合、
雑菌や害虫、ウイルスなどが
付着してしまう可能性があります。

 

子犬の身体を清潔に保つために
洋服を着させているので、
外で着た服は室内に戻るときに
取り替えるようにしましょう。

 

また、毎日洗濯することも必要です。

 

無理強いはしない【子犬へ洋服を着させるときの注意点】

子犬が洋服を嫌がった場合、
無理強いしてまで
着させることはありません。

 

ストレスを与えることの方が
お互いに辛くなります。

 

どうしても子犬に
洋服などを着させたい場合には
短い時間から徐々に慣れさせていきましょう。

 

洋服が着られたら
ご褒美におやつをあげるなど
「洋服を着るといいことがある」
と子犬に思わせることで、
だんだん無理なく着てくれるようになるでしょう。

 

常に着せたままにしない【子犬へ洋服を着させるときの注意点】

子犬へ洋服を着させる目的は
あくまで
体温調節のためと
汚れ防止のためです。

つまり24時間ずっと
子犬に洋服を着させておく必要はないので
着る時、脱ぐときの時間をしっかり作りましょう。

 

洋服を着せると
犬の体から抜け落ちた被毛やフケは
布と皮膚の間に溜まっていきます。

そのままにしておくことは
不衛生で、毛のもつれの原因にもなります。

 

必要ないときには
必ず脱がせてあげましょう。

 

まとめ

子犬に洋服を着させることには
問題ありません。

 

しかし、
子犬に洋服を着させる時には
目的に合った正しい着せ方をして
子犬に負担なく着用するようにしましょう。

 

そして、
子犬自身だけでなく
洋服自体も清潔に保つように
ぜひ心がけてください。