散歩中に落ちているどんぐりを
もしも拾い食いしてしまった場合、
中毒を起こしたりすることはあるのでしょうか?
この記事では
柴犬がどんぐりを食べると危険か?
注意点などについても詳しく解説していきます。
柴犬がどんぐりを食べると危険?
柴犬がどんぐりを食べることは
少量程度であれば危険性はありません。
散歩中に拾い食いをしてしまった
ということはよくあることですが、
よほど大量に食べない限り大丈夫でしょう。
しかし
どんぐりであれば問題ないものの、
柴犬にとって少量食べただけでも
危険な食べ物もあるため、
拾い食いしないようにしつける必要はあるでしょう。
柴犬がどんぐりを食べたときの注意点は?
柴犬がどんぐりを少量食べる分には
問題ないといったものの、
わざわざ食べさせる必要はありません。
もしも柴犬がどんぐりを食べてしまったときは
注意すべき点が3つあります。
- どんぐりの成分
- どんぐりの皮
- カビ・除草剤
注意点①【どんぐりの成分】
柴犬がどんぐりを大量に食べてしまった場合、
どんぐりの実や殻に含まれる
「タンニン」という成分によってタンニン中毒を引き起すことがあります。
タンニン中毒になった場合、
以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 便秘
- 粘膜が荒れる
- 貧血症状
- 膵臓、腎臓への負担
- 消化管障害
どんぐり自体は
半分弱がタンパク質で
1割ほどが脂質、
その他にタンニンなどの成分が含まれています。
タンニンには抗酸化物質である
ポリフェノールが含まれているため、
少量であれば柴犬にとっても有効的に働きます。
しかし、
タンニンを多く含む緑茶などは
柴犬に与えてはいけないとされているため
やはり与えるには注意が必要な成分なのです。
どんぐりの種類
どんぐりにはいくつかの種類があります。
その中でも
タンニンが少ないとされるどんぐりは以下の種類です。
- クリ
- ブナ
- スダジイ
- マテバシイ
一方で、
コナラやミズナラのどんぐりはタンニンの量が多いとされています。
タンニンは苦味成分であるため、
柴犬がもともと好む味ではありません。
そのため、
タンニンの少ないどんぐりや
熟してタンニンが抜けたものを
柴犬自身が選んで食べているといわれています。
注意点②【どんぐりの皮】
柴犬がどんぐりを食べる場合、
皮を剥いて食べることはないでしょう。
どんぐりの皮は硬く、消化されにくいものです。
そのため、
消化管の中で硬い皮が体内を傷つける恐れがあります。
飼い主から手で与えるようであれば、
皮はできる限り取り除いてあげましょう。
注意点③【カビ・除草剤】
どんぐりに限らずですが、
道端に落ちている物には
カビが発生している可能性があります。
また、
公園などのどんぐりの木には
除草剤がまかれていることもあります。
そのため、
柴犬の健康を考えると与えるのは避けたいものです。
まとめ
柴犬がどんぐりを食べることは
少量であれば危険性はないものといえます。
しかし、
大量に食べることは
柴犬の体内に負担をかけることとなり、
中毒症状を引き起こすことも考えられます。
積極的に与えることはせず、
もし食べてしまった場合には
その後の様子を注意して見守りましょう。
異変を感じた場合や、
大量に食べてしまった場合には
動物病院へ連絡して診察を受けるようにしてください。