
犬にブロッコリーを食べさせてもOK?
もしも犬にブロッコリー与えるなら
緑のつぼみの部分だけ?
それとも茎の部分も与えてもいいのでしょうか?
この記事では
犬にブロッコリーを食べさせてもOKか、
犬にブロッコリーを与えるメリットや
与える時の注意点についてもわかりやすく解説してきます。
目次
犬にブロッコリーを食べさせてもOK?
結論からいうと
犬にブロッコリーを
食べさせることはOKです。
つぼみの部分も茎の部分も
犬は食べることができます。
ただし、
ブロッコリーの茎の部分は硬いので
厚めに皮を剥いてあげることが必要です。
そして、
つぼみ、茎の部分ともに
なるべく新鮮なものを
柔らかく茹でてから犬にあげましょう。
茹でたものは
細かく刻んであげるか、
ミキサーにかけるなどして
消化吸収によくして与えます。
犬にブロッコリーを与えるメリットは?
ブロッコリーは野菜の中でも
ビタミンが豊富に含まれています。
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- 葉酸
- パントテン酸
このようにたくさんのビタミンと
カリウム、マグネシウム、カルシウム
といったミネラル類も含まれています。
豊富な栄養成分によって
犬の血行が良くなり免疫力を高め、
ガン予防にも効果があります。
それはビタミンに含まれる
活性酸素による
体のダメージを防ぐ役割があるからです。
犬にブロッコリーを与える時の注意点
犬にブロッコリーを与える時は
次のような病気や疾患がある場合には注意が必要です。
- 甲状腺機能が弱い犬
- 尿路結石になりやすい犬
注意点①【甲状腺機能が弱い犬】
ブロッコリーなどの
アブラナ科の野菜には
「グルコシノレート」という
物質が含まれており、
犬の胃の中に入り消化されることで
「ゴイトロゲン」という物質に変化します。
この「ゴイトロゲン」は、
甲状腺のヨウ素を取り込む働きを
阻害する作用があります。
犬の体内のヨウ素が足りないと
甲状腺ホルモンを生成しにくくなるため、
甲状腺の機能が低下してしまうのです。
よって、
甲状腺の持病をもっていたり、
甲状腺機能が弱い体質の場合には
犬にブロッコリーを与える前に
獣医師に相談してみた方が良いでしょう。
注意点②【尿路結石になりやすい犬】
ブロッコリーにはアク成分である
シュウ酸が多く含まれており、
この成分が尿路結石になりやすいと言われています。
しかし、
シュウ酸はブロッコリーを茹でた後
水でさらすと減らすことができます。
なので、
いくら柔らかくても
電子レンジで加熱したものは
シュウ酸が残ってしまいますので
加熱する際は茹でるようにしましょう。
また、
カルシウムにはシュウ酸の成分を
体外へ排出してくれる働きがあるので、
カルシウムを多く含む食品と食べあわせると
より安心して食べることができます。
まとめ
犬にブロッコリーを食べさせてもOKですが、
犬の健康状態によっては
食べないほうがいい場合や
獣医師の相談が必要となる場合があります。
食べても問題ない健康な犬の場合には
柔らかく茹でたものを細かく刻んで
ドッグフードにトッピングしてあげるなど
少量与えるようにしてください。
また、
茹でる際、与える際には
塩分を加えないように気をつけましょう。