どんな理由で
犬は骨を埋めるのでしょうか。
そしてどんな時に
犬は骨を埋めることがあるのでしょうか?
この記事では
なぜ犬は骨を埋めるのかを
わかりやすくまとめてきます。
目次
なぜ犬は、骨を埋めるの??
なぜ犬は骨を埋めるのか、
その理由は
もともとの祖先である
オオカミの本能
によるものなのです。
具体的には
- 貯蔵のため
- 盗られるのを防ぐため
- 保存をよくするため
このようなことを
犬が無意識で考えて行う
本能的な行動といわれています。
犬が骨を埋める理由【貯蔵】
犬の先祖であるオオカミは狩りをし、
食べきれなかった食糧は
穴を掘って埋めておきます。
のちに必要になったときに、
再び掘り起こして食べる
ということが習慣でした。
この植え付けられた貯蔵本能が
犬が骨を埋める行動と関係していると言われています。
犬が骨を埋める理由【盗難】
せっかくとった食糧を
そのまま放置しておけば
他の野生の動物達に
盗られてしまう可能性が高いです。
食べられないために
土の中に隠しておきます。
当時のこの行動が
現在の犬が骨を埋める行動と
関係していると言われています。
犬が骨を埋める理由【保存】
土の中は地上よりも温度が低く、
自然の冷蔵庫として役立ちました。
食糧を直射日光から避けることで
少しでも長く
新鮮に保つことが出来たのです。
骨を埋める犬はどんな特徴があるの?
祖先であるオオカミの習性によって
今の犬たちも骨を埋める
といった行動を取るのですが、
食糧を貯蔵・保存という意味よりも
- 「他の動物たちに盗られたくない」
- 「自分だけのものだ」
という意味で土に埋めて
隠しているのかもしれません。
犬の種類や性別、年齢とは
あまり関係がないとされ、
性格的に「物に執着するタイプ」の犬に多い行動です。
犬が埋めた骨はどうなるの?
犬が埋めた骨の行く末ですが、
食糧が不足していた時代の
オオカミであれば食べていたことでしょう。
しかし、今の犬は
食糧に困ることはありません。
ほとんどの犬は
骨を隠すことに満足して
掘り起こすことはしないようです。
たとえ土の中に
骨を埋めたということを思い出しても、
土の中は雑菌が多く、
湿度も高いので
カビが生えやすい状態です。
そういったものを食べたら
下痢やお腹の不調を
引き起こしかねないので
食べることはおすすめできません。
もしもあなたの愛犬が
土に埋めた骨などを食べようとしていたら
その行動をストップさせて
新しいものと交換してあげる道が望ましいです。
まとめ
なぜ犬は骨を埋めるのかは
祖先であるオオカミの習性から
きていることが分かったかと思います。
今の犬たちは
人間からエサをもらい生きているので
隠す必要性はないのですが、
本能的な行動なので
食事が多い?足りていない?
などといったことには関係しません。
犬が土に埋めた骨を食べることは
心配なので止めさせた方が良いです。
しかし犬にとって
土を掘ることや埋めたりすることは
大好きな行動なので
温かく見守ってあげてください。
【参考記事】犬はなぜ、土を掘るのか?犬の掘り起こし行動の理由