あれ?愛犬の体にイボが?!
犬にできるイボは悪性?良性?
見分けることができるのでしょうか?
この記事では
犬のイボとはどんなものか、
イボの種類や原因、
また予防法などについても
わかりやすく説明していきます。
目次
犬のイボってどんなもの?【その特徴について】
イボと呼ばれるものは
皮膚にできた突起物のことをいいます。
別名で「皮膚乳頭腫(パピローマ)」と呼び、
良性の腫瘍のことを指します。
ただ、見た目だけでは
良性なのか、悪性なのか
確実に見極めることは難しいのですが
イボの特徴についてまとめました。
イボ「皮膚乳頭腫(パピローマ)」の特徴
イボである皮膚乳頭腫(パピローマ)は
通常数㎜程度の小さめサイズのものがほとんどです。
イボの色は肌色~ピンク色で硬さはなく、
少し弾力のある感触があります。
皮膚であればどこにでもでき、
特に顔や背中、手足に多くできやすいとされています。
ただし悪性が疑われるようなイボの場合は
- 急速に大きくなる
- ドーム状の腫瘤
- 膨らみの境界がはっきりしない
- 皮膚の下までつながっている
- 1㎝以上を超える大きさ
このような特徴を持つイボは
皮膚乳頭腫ではなく悪性腫瘍の可能性があります。
犬のイボの種類とできる原因
犬にできるイボ「皮膚乳頭腫」の種類には
- ウイルスが原因のイボ
- ウイルスに関係ないイボ
この2つに分けられます。
しかし、
この2つに当てはまらない
皮膚乳頭腫以外の原因が考えられるイボは
悪性の腫瘍が疑われるため、
細胞を取って検査することがあります。
犬のイボ【ウイルスが原因】
ウイルスが原因としてできるイボは
パピローマウイルスが原因だとされています。
このイボは若いころにできるもので
大人になって免疫がついてくると
自然と消えることが多いです。
そのため、
異常のないものは
そのまま経過観察していきます。
犬のイボ【ウイルスに関係ない】
ウイルスを原因としてないイボは
高齢になってからできるものがほとんどです。
体に害はないため治療することはなく
変化がないか様子を見ていきます。
しかし、
犬がイボを気になって
噛んでしまったり引っ掻いてしまうと
出血し化膿してしまうこともあります。
その場合には
- メスなどを使用した手術
- レーザーによる焼き取り
- 凍結療法による焼き取り
などの外科的切除が必要となる場合もあるでしょう。
切除の際には
無麻酔や局所麻酔で済むこともありますが、
大きなイボの場合ですと
全身麻酔を使用することもあるため
高齢犬だと体への負担が大きくなってしまいます。
犬のイボの予防法やできたときの対処法
犬のイボを予防することは
基本的には難しいとされていますが、
出来にくくするためや
出来てしまった時の対処方法を行って
悪化させないように手助けしてあげましょう。
- 犬のイボは潰さない
- 犬のイボに触れさせない工夫をする
- サプリメントを飲む
- ビタミンEと積極的に摂取する
- ヒマシ油をイボに塗る
このようなことを心がけるとともに
良性の場合であっても
定期的にかかりつけの獣医師に見せることも大切です。
まとめ
犬にイボがあるのを見つけたとき、
まずどんな大きさや
どんな色しているかなどを確認し
良性であるのかを知ることが大切です。
見た目で判断できない場合や
不安がある場合には
動物病院へ早めに受診しましょう。
日頃からできることとしては
特定の場所にできるわけではないため、
毎日スキンシップし
全身を触ってチェックしてあげることで
イボの早期発見に繋がります。
健康を守るために
日々のスキンシップの時間を有意義に過ごしましょう。