一般には広く知られていないようですが
「犬にブドウを与えてはいけない！」
と最近よくいわれるようになりました。
どうして犬がブドウを食べると危険なのか？
危険とされる目安量や
犬の中毒の症状についても
簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
柴犬にブドウを食べさせると危険？
犬にブドウを食べさせると
中毒症状を起こす可能性がある
と報告され始めたのはここ最近のことです。
日本では発症性も多くないため、
まだ認知度は高くありません。
犬がブドウ中毒を起こす原因とは？
犬がブドウを食べたことで
中毒を起こす原因は未だ特定されていません。
ブドウの皮に危険性が高いのでは？
と考えられており、
農薬や殺虫剤、カビなどによる汚染が疑われています。
また、生のブドウだけでなく、
成分が凝縮されたレーズンや
お菓子やパン、ジュースなどの
ブドウが含まれている商品にも十分注意が必要です。
柴犬がブドウ中毒を起こす目安量は？
柴犬それぞれの持つ体質や大きさによって
ブドウ中毒を起こす量は違います。
犬がブドウ中毒を起こす目安量は
犬の体重1kgあたり約30gとされています。
巨峰のような大きな粒が
1粒15g前後ですので
2粒で危険な量となります。
しかし、目安量であれば
絶対に中毒にならないとは言い切れず、
柴犬がブドウを1粒食べただけでも
中毒を起こすこともあるため
犬にはブドウを与えないことが一番です。
柴犬がブドウを食べたときの中毒症状とは？病気や死亡につながるの！？
その犬によって差はありますが
柴犬がブドウを食べたことで
中毒症状を引き起こした場合、
食べてから約2～3時間後に症状が現れます。
最初は腹痛や
下痢、嘔吐などを繰り返します。
そして、
ブドウの何かしらの影響によって
柴犬の腎臓にダメージを負うことが多いです。
たとえ中毒症状から回復したとしても
一度ダメージを受けると
柴犬の腎臓機能は元には戻らない可能性が高い。
最悪の場合、
2～3日で急性腎不全を起こし
死に至ることもあります。
柴犬がブドウを食べてしまったら？その時の対処法
もしも柴犬が誤食したりして
ブドウを食べてしまった場合、
早急に動物病院へ連絡して
獣医師の指示を仰ぎましょう。
中毒症状が現れるまでには
2～3時間程度かかります。
柴犬がブドウを食べた後、
たとえ元気な様子をしていたとしても
食べたことが分かった時点で
連絡しておく方が無難です。
その時に伝えることとしては
- いつ
- どのくらいの量
- 現在の症状 など
わかる範囲でできるだけ詳しく伝え、
医師の指示に従いましょう。
最後に
柴犬にブドウを食べさせることは
下痢や嘔吐の中毒症状だけにとどまらず、
最悪の場合、
死に至ることもある危険性の高い食べ物だと
お分かりいただけたかと思います。
もともと腎臓に疾患のある柴犬であれば、
その危険性はさらに増すことでしょう。
柴犬にブドウを食べさせることはせずに、
もしも柴犬が食べてしまった場合には
早急な対応をして柴犬の命を守るのが飼い主としての役割です。
