犬のトレーニング方法に
「ヒール」というしつけ方があるのをご存知ですか?
「ヒール」という言葉を知らなくても
こういうしつけ方のことをいうのか!と
わかる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では
犬のトレーニング「ヒール」とは何か?
しつけ方やその必要性について
詳しく解説していきます。
犬のトレーニング「ヒール」とは?
犬のトレーニング法である「ヒール」とは
飼い主の合図によって
犬が飼い主の左側にお座りすることをいいます。
犬を飼い主の横につかせること自体は
「ツイテ」と呼ばれており、
飼い主の左側につくことが「ヒール」なのに対して、
右側につくことは「サイド」と呼びます。
犬のトレーニング「ヒール」をしつける前に
「ヒール」のトレーニングを始めるにあたって
以下の3つのことができる
環境が整ってから始めていくようにしましょう。
- お座りを習得しておきましょう
- リードと首輪を装着しましょう
- ご褒美を用意しましょう
「ヒール」に関するトレーニングには
ご褒美を与えることで
飼い主の横にいることが嬉しい
と思ってもらえるようにしつけることが大切です。
そうすることでよりスムーズに
ヒールを習得しやすくなります。
犬のトレーニング「ヒール」をしつけ方
犬のトレーニング「ヒール」のしつけ方について
次の5つの手順を行ってみましょう。
ヒールのしつけ方手順(1)
リードと首輪を装着させ、
テレビなどの音は消し、
犬が集中できる環境を整えましょう。
そしてご褒美のおやつなどで
犬の気を飼い主の方へ向かせてください。
ヒールのしつけ方手順(2)
おやつを見せながら「ヒール」と合図をかけます。
そして
おやつを使って飼い主の左側へ犬を誘導しましょう。
※まだご褒美は与えないでください。
ヒールのしつけ方手順(3)
左側に誘導したらリードを短く持ち、
犬を左側につけたまま少し歩いてみましょう。
ヒールのしつけ方手順(4)
犬がひとりでに前に出たりすることなく、
飼い主の左側について歩くことができたら
しっかりと褒めご褒美のおやつを与えます。
ヒールのしつけ方手順(5)
(1)~(4)の手順を繰り返し行います。
左側につけて歩く練習は
徐々に距離を伸ばしていきましょう。
1日で習得しようとはせずに
何日かに分けてトレーニングを行います。
「ヒール」のトレーニングで重要なのは
飼い主の横にいれば
嬉しいことが起きると感じさせることです。
犬のトレーニング「ヒール」の必要性
犬のトレーニング「ヒール」が必要とされるのは
散歩中の思わぬ飛び出しや飛び掛かりなどといった
事故やケガから守ることができるからです。
また、
精神的にも落ち着きをもって行動できるので
良し悪しの判断も瞬時にすることができます。
まとめ
犬のトレーニング「ヒール」とは何かを
理解できましたか?
言葉は知らなくとも実際にやっている方や
トレーニング法として知っていたり、
実際にやってみたいなと
思っていた方も中にはいたかもしれません。
「ヒール」は犬の安全を守るために必要だということは
十分わかっていただけたかと思いますが、
犬だけでなく飼い主にとっても
ラクに楽しく生活していくために必要なことですので
是非、愛犬と一緒にトレーニングを行ってみましょう。