「カーミングシグナル」
という言葉をご存知でしょうか?
カーミングシグナルには
子犬の気持ちを理解するための
ヒントが隠されています。
生まれて間もない、
来たばかりの子犬の気持ちを
少しでもわかってあげたい。
この記事を読んでいるあなたは
そんなことを考える
心優しい愛犬家だと思います。
この記事では
子犬の「カーミングシグナル」とは何か?
詳しくまとめていきます。
子犬の気持ちを理解したい方。
ぜひ最後まで読んでいってください。
目次
カーミングシグナルとは?
カーミングシグナルとは
犬に生まれつき備わっている
非音声的言語です。
つまりカーミングシグナルは
ボディランゲージ
のひとつとされています。
ちなみに
- Calming(カーミング)は「落ち着かせる」
- Signal(シグナル)は「信号」
という意味です。
- 不要な争いを避けるため
- 自分の立場や感情を伝えるため
- 自分や相手の興奮を落ち着かせるため
- ストレスを軽減したいとき
などの気持ちを表す際に
犬はボディーランゲージで
合図を出すことがあるのです。
この犬の合図は現段階で
27個ほどに分類されており、
犬の気持ちを読み取る際の
基礎知識として研究が進めています。
カーミングシグナルは、子犬の気持ちを理解するヒント
カーミングシグナルは、
犬が自分自身の気持ちのためだけでなく、
相手の気持ちも落ち着かせる効果があるため、
お互いにストレスを最小限に抑えるための手段でもあります。
飼い主であるあなたが
カーミングシグナルを理解しておくことで、
子犬の気持ちを理解できるようになります。
子犬が何を感じ、
どんな不安やストレスを抱えているのか
子犬の行動やしぐさなどから
ヒントを得られることができるということです。
そんなカーミングシグナルについて
きちんと把握することはとても重要です。
子犬のストレスを減らし
信頼関係を築いていく
きっかけにもなることでしょう。
子犬のカーミングシグナルの意味
子犬が主に出す
カーミングシグナルの意味を
4つに分けて紹介してます。
子犬の行動をよく観察して
照らし合わせながら
どんな気持ちなのかを
理解していきましょう。
- 自分や相手の興奮を抑えたいとき
- 敵意がない、争いをしたくないとき
- ストレスや不安・緊張があるとき
- 威嚇・警戒しているとき
子犬のカーミングシグナル【興奮を抑えたいとき】
自分や相手が興奮している場面で、
その気持ちを鎮めたいときや
落ち着かせたいときに
子犬は以下のような行動をとって
相手に自分の意思を伝えたり、
自分の興奮を抑えようとすることがあります。
- あくびをする
- くしゃみをする
- お辞儀のポーズをする
子犬のカーミングシグナル【敵意がないことを表す】
子犬の行動でよく見られるのは
仰向けのポーズかもしれません。
犬の急所であるお腹を見せることで
相手に敵意がないことを伝えています。
子犬は他にも
以下のような行動をとることで
争いたくない気持ちを伝えることがあります。
- 座る・伏せをする
- 仰向けになる
- 目をそらす
- 弧を描くように歩く
子犬のカーミングシグナル【ストレス・不安緊張があるとき】
子犬は、緊張や不安があったり、
何かにストレスを感じたときに
自分自身に落ち着かなきゃ
と働きかけるために以下の行動をとります。
- 目を細める
- 瞬きをする
- 鼻を舐める
- 体をブルブルする
- 体・耳の後ろを掻く
- 地面のニオイをかぐ
- ゆっくり歩く
子犬のカーミングシグナル【威嚇・警戒している時】
相手の行動を観察し、
威嚇や警戒の意味を含めて
以下の行動をすることで子犬は
争う覚悟があることを
相手に主張することがあります。
- ゆっくり相手に近づく
- カーブやジグザグしながら歩く
最後に
「カーミングシグナル」とは何か?
その意味について、知識が深まれば幸いです。
子犬のカーミングシグナルを理解することで
子犬の気持ちを理解することにつながります。
子犬を飼われたばかりで
不安になる気持ちはわかります。
しかし
飼い主の不安の気持ちは
子犬へも伝わってしまいます。
できる限り
そのような不安な気持ちを持たずに
子犬と接してあげてください。
子犬の行動を
少しずつ観察していけば、
子犬が出している
カーミングシグナルの意味が
少しずつわかるようになり、
あなたと子犬との絆が深まっていくことでしょう。