柴犬の祖先であるオオカミは
狩りをして動物の肉を食べていたため、
柴犬も問題なく生肉が食べられるはず?!
でも、与えることに心配な気持ちもあります。
そこでこの記事では
柴犬に生肉を食べさせると危険なのか
柴犬の生肉の注意点などについて
簡単にわかりやすく解説してきます。
目次
柴犬に生肉を食べさせても大丈夫?
柴犬に生肉を食べさせることは大丈夫です。
人間とは違い柴犬にとって生肉は
野菜類や穀物よりも
消化吸収しやすい食べ物です。
柴犬の消化液は
脂肪やタンパク質に特化した
消化酵素が主体で、
生肉や骨を分解する強力な胃酸を持っています。
その強力な胃酸は
人間の20倍といわれるほどです。
そのため、
柴犬にとって生肉は
スムーズな消化吸収ができる食材といえます。
柴犬に生肉を与えるメリットとは?
柴犬に生肉を与えるメリットには
主に2つ挙げられます。
- 豊富な栄養素
- 健康管理・維持
生肉のメリット①【栄養素】
生肉には柴犬にとって必要な
酵素やミネラル、ビタミンなどが豊富含まれています。
特に生肉に含まれる食物酵素は熱に弱く、
加熱加工した肉や
ドライフードには含まれないため
生肉の最大のメリットといえるでしょう。
また生肉は
胃に入ってから4~5時間で腸に達し、
その後すぐにエネルギーへと変わるため
活発に動くために大きく役立ちます。
生肉のメリット②【健康管理・維持】
生肉の良質な動物性たんぱく質を
スムーズに消化吸収することは
体内で必要以上に
エネルギーを使わずに済むため、
免疫力を向上させることができます。
また、
新鮮な脂肪分やタンパク質は
毛艶の健康維持に働きかけてくれたり、
生肉の酵素や良性菌などによって
口腔内の環境を整えて
歯垢・歯石が付きにくく、
虫歯や歯周病予防にもなります。
柴犬に生肉を与える時の注意点
柴犬に生肉を与える時の注意点は
次の3つに気をつけましょう。
- 鮮度
- 与える形状
- 与え方
鮮度【柴犬の生肉の注意点】
柴犬に生肉を与えるときには
必ず新鮮なものを与えるようにしましょう。
柴犬が生肉を食べることで
寄生虫や食中毒になるリスクがあります。
特に生の豚肉は
寄生虫に感染していることが多いため、
生食することはやめましょう。
もしも新鮮なお肉であっても
生肉を与えることに不安がある方は
マイナス20℃の冷凍庫で
48時間以上冷凍しておくと寄生虫は死滅します。
解凍すれば生のままでも安心して
食べさせてあげることができます。
与える形状【柴犬の生肉の注意点】
柴犬に生肉を与える時には
脂肪分や骨がある場合は取り除きましょう。
特に骨は丸ごと飲み込んでしまうと
腸で詰まらせたり、
内臓に突き刺さる危険性もあるため、
必ず取ってください。
また、肉は塊のまま与えるのではなく、
細かく刻んだものを与えるようにしましょう。
与え方【柴犬の生肉の注意点】
生肉が柴犬の体にとって良いものといっても
生肉だけを食べることはおすすめできません。
やはりドッグフードと併用して
与えることが望ましいです。
その場合、
ドライフードの量を20~30%ほど減らし、
減らした分生肉をトッピングしてあげましょう。
また毎日ではなく、
週に1、2日程度を目安にしてください。
まとめ
柴犬に生肉を食べさせても大丈夫ですが、
消化不良や食中毒にならないために
必ず新鮮なものを選び、柴犬が食べやすいように与えることを心がけましょう。
生肉を与えることに不安がある方は
無理に与える必要はありません。
しかし、
生肉に含まれる酵素によって
健康な体を維持・向上してくれる
大きな役割があるので
少量ずつお試しになってみてはいかがですか?