
犬が豚肉を食べると危険?
もしも豚肉を与えるのであれば
どんな与え方が犬にとっていいのでしょうか?
この記事では
犬に豚肉を食べさせてもOKなのか、
豚肉を与えるメリットと注意点を
詳しく解説していきます。
犬に豚肉を食べさせてもOK?
結論からいうと
犬に豚肉を食べさせることはOKです。
犬の体内のエネルギー源は
動物性たんぱく質の原料であるアミノ酸です。
アミノ酸によって筋肉を作ったり、
細菌やウイルスから体を守ったり、
血液を通して栄養素を体中に送る役割をします。
そのため
動物性たんぱく質の塊である豚肉は
犬の体にとって相性の良い食材です。
犬に豚肉を与えるメリットとは?
犬に豚肉を与えるメリットは
豊富な栄養素を摂取できる点です。
なかでもビタミンB群が多く含まれ
以下のような効能が期待されます。
- 疲労回復
- 夏バテ防止
- 動脈硬化予防
- 体力増強
- 成長促進
- 精神安定
- 記憶力の向上
- 脳機能の維持 など
犬は豚肉を食べることで
体の調子を整えて
病気のリスクを下げることに繋がります。
また、豚肉に含まれている
必須アミノ酸のトリプトファンは、
情緒の安定にも効果があるとされているので、
ストレスが溜まっている犬にも効果的です。
疲労回復にも効果もあるので
シニア犬にも豚肉はおすすめできる食材です。
犬に豚肉を与える際の注意点とは?
犬に豚肉を与える際の注意点は
- アレルギー
- 与え方
- 選び方
この3つが挙げられます。
注意点①【アレルギー】
豚肉は肉類の中でも
アレルギーが出やすいとされています。
もしも犬にアレルギー症状が出た場合、
- 湿疹
- 皮膚の痒み
- じんましん
- 目の充血
- 嘔吐
- 下痢
- 元気がない など
このような症状が出る場合があります。
初めて犬に豚肉を与える際は
まず極少量与えてから、
様子に変化がないか観察しましょう。
豚肉はもともと
犬の体内では消化されにくいお肉なので
嘔吐や下痢の場合、消化不良の可能性もあります。
そのため判断が難しいので
動物病院でアレルギー検査を行うことが確実です。
注意点②【与え方】
犬に豚肉を食べさせる際、
必ず十分に加熱した豚肉を
犬に与えるようにしましょう。
生の豚肉には
寄生虫や雑菌がついていることが多く、
質の悪い寄生虫にあたると
犬の命にかかわることもあります。
また、加熱後は冷ましたものを
消化不良にならないためや
犬の喉に詰まらせないようにするためにも
食べやすい大きさに切りましょう。
注意点③【選び方】
豚肉は全体的に脂身の多い肉です。
なるべく脂身の少ない部位を選んで
犬に与えるようにしましょう。
脂身の多い部分ばかり与えたり
たくさん量を与えすぎると
肥満の原因となり、かえって
犬の健康を阻害してしまうので注意してください。
特に運動量や代謝の落ちるシニア犬は
部位や与える量に気をつけましょう。
まとめ
犬に豚肉を食べさせてもOKですが
必ず加熱したものを食べさせましょう。
消化不良だけでなく
アレルギー症状も心配されるので
慎重に与え、犬の様子を見るようにしてください。
犬にアレルギー症状がみられない場合には
健康になるメリットがたくさんありますので
必要量を適度に与えてみましょう。
もしもアレルギーを引き起こしたり、
ダイエット中でカロリーが気になる犬の場合には
ラム肉や馬肉がおすすめです。