犬の歯がぐらぐらしてる!
犬の歯のぐらつきを知り
驚かれた経験のある愛犬家の方は
意外と多いかもしれません。
犬の歯がグラグラするとき
いったい何が原因なのか?
犬の歯がグラつく理由について
解説していきます。
また、それだけでなく、
犬の歯がぐらつく時の注意点も
記事にしてまとめていきます。
犬の歯がぐらぐらしてる原因は?
犬の歯がぐらぐらしている原因として
大きく分けて2つの原因が考えられます。
- 生理的なもの
- 病的なもの
犬の歯がぐらぐらな原因【生理的なもの】
犬の歯がぐらぐらしている場合で
生理的な原因によるものは
治療の必要はありません。
犬も人間と同じように
歯が生え替わります。
だいたい生後3~4ヶ月頃から
歯の生え変わりが始まり、
生後10ヵ月くらいには
すべて永久歯に変わります。
ぐらぐらしているのを
わざわざ抜くことはありません。
自然に抜けますので、
そのままに様子を見ていただければ大丈夫です。
犬の歯がぐらぐらな原因【病的なもの】
犬の歯がぐらぐらしている場合で
病的な原因によるものは
治療の必要があります。
その考えられる病的な原因とは
- 外傷によるもの
- 歯周病や歯槽膿漏
が考えられます。
外傷による、犬の歯のぐらぐら
犬が何かの拍子に
歯を強くぶつけたことによって
歯の脱臼を起こすことがあります。
これは歯と歯槽骨をつないでいる
歯根膜が断裂してしまうことで
ぐらぐらしてしまっているのです。
一時的に歯がぐらぐらする程度である
不完全脱臼の場合と
歯が抜けて落ちてしまう
完全脱臼の場合があります。
どちらも自然治癒は難しいので
早めに獣医の診察を受けることをおすすめします。
歯周病や歯槽膿漏による、犬の歯のぐらぐら
歯周病や歯槽膿漏は
エサの食べかすが歯についたまま、
歯垢から歯石へと変わり、
その中で繁殖した菌が
歯茎へ炎症を引き起こします。
次第に歯茎の下にある
歯を支えている骨まで感染すると、
骨が溶けてしまい支えがなくなることで
犬の歯はぐらぐらしていきます。
また歯槽膿漏になると、
上顎の骨が溶かされて
鼻の中まで炎症が広がってしまい、
- 鼻づまり
- 鼻血
- くしゃみ
といった症状が起こることも
あるので注意が必要です。
犬の歯がグラグラしてる時の注意点とは?
犬の歯がぐらぐらしている原因が、
生理的なことの場合には
そのまま様子を見てもOKです。
しかし、
病的なことが原因の場合には
なるべく早めに病院へかかるなどの
対応することが望ましいです。
もしもすぐに病院へ行けない方は
以下の注意点を意識しておいてください。
- 硬い食べ物を避ける
- 硬いおもちゃで遊ばせない
- ぐらぐらしている歯を無理に引っ張ったり触ったりしない
まとめ
犬の歯がグラグラするとき
いったい何が原因なのか?
その理由がわかるだけでも
気持ちは少し落ち着くことでしょう。
あなたの愛犬の歯は
大丈夫ですか?
もしも歯がぐらぐらしている時は
まずはその原因について
把握してみてください。
子犬の場合の
歯の生え変わりが原因ならば
問題ないのですが、
最も恐ろしい原因は
「歯周病・歯槽膿漏」です。
歯茎だけでなく、
見た目からはわからない
歯の根っこの部分が
炎症にすることで
歯がぐらぐらする原因となります。
歯周病や歯槽膿漏にならないために
これ以上歯を失わないために
毎日の歯磨きが必須です。
犬が歯ブラシを嫌がって
なかなか歯磨きをさせてくれずに
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