犬も日焼けをするのでしょうか?
室外犬は日常的に日を浴びますが、
室内犬も散歩の際には
たくさんの日光を浴びます。
人間の場合は日焼け止めを塗って
対策している人もいますが、
犬は何もしなくても
大丈夫なのでしょうか?
この記事では、
犬も日焼けをするのか?
その症状や注意点について
詳しくまとめていきます。
犬も日焼けをするの?
犬も日焼けするの?
その答えは
YES(はい)です!!
日焼けは、
太陽光に含まれる紫外線によって、
皮膚が炎症を起こすことをいいます。
人間の場合、
皮膚がヒリヒリとして赤くなり
時間が経つと肌が小麦色に焼けます。
犬の場合は
肌が小麦色に焼けるといったことはなく、
日焼けをすると一時的に
軽度の炎症を起こす場合がほとんどです。
犬が日焼けしやすい身体の場所は?
犬が日焼けしやすいとされる
身体の場所は以下の通りです。
- 鼻
- 口周り
- 耳の先
- まぶた
- 下腹部
- 背中
日光を浴びて
炎症を繰り返していると、
特に犬の鼻先の皮膚が
茶色く色素沈着を起こして、
だんだんと濃くなってしまうことがあります。
犬の日焼けの症状とは?
- 犬の元気がない
- 皮膚が赤くなっている
- 手触りがいつもと違う
- 犬が皮膚をしきりに気にしている
(足で掻いたり舐めたりする)
このような行動や
症状が見られる場合には
犬の毛をかき分けて
皮膚の状態を確認してください。
水ぶくれができているようであれば
潰さぬようにして動物病院へ受診しましょう。
また、
日光に敏感な犬が
繰り返し日焼けをしてしまうと、
重度の皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要です。
犬の重度の皮膚炎とはどんなもの?
- 光線過敏症(こうせんかびんしょう)
- 日光性皮膚炎(にっこうせいひふえん)
この2つがあり、
適切な治療が必要となります。
症状としては
最初の段階で
皮膚が赤くなる程度ですが、
次第に脱毛、フケ、かゆみが起こります。
さらに悪化すると、
色素沈着やただれ、潰瘍を引き起こします。
そのまま放置していると
扁平上皮癌を発症する
可能性もある怖い病気です。
皮膚炎になりやすい犬種
日光に対して
過敏になる体質は
遺伝的な要因があると
と考えられています。
なりやすいとされる犬種が
- コリー
- シェットランドシープドッグ
2種が挙げられています。
また、
白い毛を持つ犬も
なりやすい傾向にあるようです。
犬が日焼けしないための注意点
犬を日焼けさせないためには
注意点として主に4つあります。
- 皮膚に直射日光が当たらぬように服の着用する
- 犬専用の日焼け止めクリームを塗る
- 窓ガラスにUVカットフィルムを貼る
- 毛のカットを工夫する(サマーカットは避ける)
まとめ
犬も人間と同じく
日焼けをするので、
日頃からしっかり対策をして
皮膚を守ってあげましょう。
軽い炎症でも
気になる症状が見られるときには
獣医へ相談することをお勧めします。
繰り返し日焼けをしないように
毛や皮膚の様子を
見るように習慣づけておくとこで
異変にすぐに気が付くことができるでしょう。