犬にも味覚はある?人間の味覚とは何が違う?

犬にも味覚はあるのでしょうか?

 

犬に味の濃い人間の食べ物は
与えてはいけないとされていますが、
犬自身は味を感じ取っているのでしょうか?

 

この記事では
犬にも味覚はあるのか?
また、
人間とは何が違うのかを徹底的に調べてまとめました。

 

犬には味覚はある?

犬にも味覚はある?

 

その答えは、
犬にも味覚はあります!!

 

犬が感じることのできる味覚は以下の4つです。

  • 塩味
  • 甘味
  • 酸味
  • 苦味

人間も同じように上記の4つと、
それに加えて「旨味」を感じることができます。

犬はどんな味を敏感に感じるのでしょうか?

 

犬の味覚①【塩味】

犬は塩味を感じる機能が人間ほどは発達していません。

しかし、
体内には塩分が必要なため
餌やおやつの中には少量の塩分が含まれたものもあります。

 

犬の祖先であるオオカミは
かつて野生で狩りをしていたときに
獲物の血や肉などから必要な塩分を摂っていたとされています。

 

そのため、
塩分不足するということがなかったため、
舌で塩分を感知する機能が発達しなかったのかもしれません。

犬の味覚②【甘み】

犬の味覚の中で最も敏感なのが甘味とされています。

それは、
甘さを感じる味蕾細胞の数が最も多いからです。

 

犬が感じる甘さは
果物に多く含まれる甘味の
フラネオールという成分や、
肉類に含むアミノ酸などからも甘味を感じることができます。

犬の味覚③【酸味】

酸味は甘みと同様に
犬の味覚の中では敏感な方だとされています。

酸味は食べ物が酸化したり、
腐りかけているというサインであるため、
食べ物の安全性を判断する上で
野生時代に必要な能力でした。

それが今でも残り、活かされているのでしょう。

犬の味覚④【苦味】

犬は味覚の中で苦みを最も苦手としています。

もともと自然界では苦味のある物は
毒を含んでいたり、
腐敗した食べ物である危険性がありました。

 

そのため犬は
自分の身を守るために苦味に
敏感でなければならなかったため、
苦味の味覚が発達していったとされています。

 

犬と人間の味覚の違い

味を感じる場所は人間も犬も同じで
舌にある味蕾という小さな細胞によって感じることができます。

そのため、
味蕾の数が多いほど味に敏感です。

 

犬は約1700の味蕾を持つのに対し
人間は約9000の味蕾を持つため、
その差は約5倍もあります。

この数字を見てわかるように
人間に比べてはるかに犬は味に鈍感といえます。

 

しかし、
犬が食べる上で最も重視するのは
ニオイであり、
その次に食感、味の順になります。

食べたい!食べたくない!の判断は
ニオイによって決まるのです。

 

そのため味覚を重視していなく、
嗅覚がどんどん発達していったのかもしれません。

 

最後に

犬は味覚を感じることのできる動物ですが、
人間ほど味に敏感ではありません。

 

特に塩味に関しては鈍感で、
健康を維持していくためには
あまり多くは摂取してほしくないものです。

そのため、
人間と同じような感覚で食べ物を与えてはいけません。

愛犬に餌やおやつを食べさせる際は
与える量や与えてはいけないものを
しっかり管理して与えるように心がけましょう。

 

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