柴犬が干し柿を食べると危険?【柴犬の干し芋の注意点】

柴犬は干し柿を食べても大丈夫?

 

通常干した果物は
栄養価が高くなりおすすめですが、
糖度が増すのも特徴として挙げられます。

 

健康な柴犬であれば、
干し柿を食べることに危険はないのでしょうか?
また与える場合は
どのようにして与えるのがいいのでしょうか?

この記事で詳しくまとめていきます。

柴犬が干し柿を食べると危険?

柴犬が干し柿を食べることはおすすめできません。

すぐに中毒を引き起こすといった
危険性があるものではありませんが、
干し柿は普通の生の柿に比べて
糖質や塩分が多く含まれています。

 

そのため、
少量与える分には問題ありませんが、
わざわざ与える必要のない食べ物です。

 

生の柿と干し柿の違い

生の柿は100gあたり60Kcalで、
干し柿100gあたり276Kcalとおよそ4.5倍です。

干された柿は水分が抜けて糖度が増し、
栄養が凝縮されて炭水化物の占める割合が大きくなります。

 

また、
食物繊維も凝縮されており
生の柿100gあたり1.6g含むのに対し、
干し柿には14gとおよそ9倍近く多く含まれています。

 

柴犬にとって中毒成分は入っていないものの
生の柿に比べて干し柿は
高カロリーで食物繊維が多いため、
健康な柴犬であっても下痢症状を起こすことがあります。

 

また、
肥満気味や糖尿病を患っている柴犬は
糖分が高いため少量でも与えない方がいいでしょう。

 

柴犬に干し柿を与える場合の注意点

積極的に与える必要がない干し柿ですが、
もしも柴犬に与える場合には次の2つに注意しましょう。

  • 種は取り除く
  • 少量にする

 

注意点①【種は取り除く】

干し柿には
ヘタや種の付いたままの状態で売られている物があります。

柿の種は消化することができないため、
必ず取り除くことが必要です。

 

便から出てくることもありますが
超小型犬など体の小さい犬の場合、
腸で詰まってしまう危険性も考えられます。

そうなると手術で取り除かなければなりません。

 

便として出てくるまで時間がかかるため、
もしも食べてしまった場合は
早めに動物病院で診てもらった方がいいでしょう。

 

注意点②【少量にする】

柴犬の大きさや年齢によって
おやつを与えられる量は異なりますが
目安は食事全体の10~20%といわれています。

 

そのため、
1日に与えられるカロリー量が
500kcalの柴犬だとした場合、
干し柿は30g程度で約83kcalです。

食べた分は
ドッグフードを減らす必要があるため、
およそ420kcal分のドッグフードを用意しましょう。

 

しかし、
これはあくまで
おやつとしての目安量ですので
干し柿はもっと少量で構いません。

 

まとめ

柴犬が干し柿を食べることに
一刻も争うような危険性はないものの、
高カロリーで食物繊維が多いため
与える食べ物としては適していません。

 

干し柿を与えたい場合には極少量とし、
ヘタや種を取り除いたものにしましょう。

 

また、
干し柿よりも生の柿の方がおすすめです!

 

甘味の強い柿は柴犬が好む食材ですが、
欲しがるまま与えると肥満の原因になりますので注意してください。

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