犬がフィラリア症にならないための予防は
どの時期から始めればいいのでしょうか?
また、予防方法によって
どのような違いがあるのでしょうか?
この記事では
犬にフィラリア予防する時期や期間など
徹底的にまとめていきます。
目次
犬のフィラリア予防をする時期はいつから?
フィラリアとは寄生虫の一種で、
蚊に刺されることで感染する病気のことです。
感染すると命の危険さえ伴なう
怖い病気ではありますが、
適切な時期にしっかり予防すれば
100%防ぐことのできる感染症です。
予防時期は
蚊が活動している時に合わせて
行なっていく必要があります。
そのためお住まいの地域によって
始める時期は変わってきますが、
おおよそ5月~11月を予防期間とします。
その年の気候によっても
多少前後することがありますが、
始める目安としては
蚊が飛び始めた1ヵ月後から
蚊がいなくなった1ヵ月後までを
予防期間として覚えておきましょう。
蚊がいないからといって予防をやめてはいけない理由
原因となる蚊がいないからといっても
予防を途中でやめてはいけません。
その理由に
フィラリアの寄生虫が体内に入ってから
心臓や肺の血管に移動し
準備が整うまでに約2ヶ月かかるとされています。
そのため、
フィラリアの寄生虫が体内に入っても、
体内移動を開始する前に予防できていれば
寄生虫を全滅させることができるため、
蚊がたとえいなくても1ヶ月後までは予防し続けるようにしましょう。
犬のフィラリア予防は生後何ヶ月から必要か?
犬のフィラリア予防は
生後90日の3ヶ月頃から始めることが望ましいとされています。
なかには生後2ヵ月前後から
使い始められる薬もあるため、
かかりつけの獣医師と相談の上始めるようにしましょう。
成犬の場合は
毎年血液検査を行う必要がありますが、
生後7ヵ月齢未満の子犬には
フィラリア感染の可能性が低いため
検査することが少ないです。
また同じ理由から、
感染が起こらない12~3月に生まれた子犬も
次の春の予防開始前まで検査は必要ありません。
犬のフィラリア予防の方法と時期
犬のフィラリア症を予防するには
- 飲み薬
- 滴下薬
- 注射
この3つの方法から選ぶことができます。
フィラリアの予防方法と時期【飲み薬・滴下薬】
フィラリア予防の飲み薬は
エサ型のチュアブルや
錠剤から選ぶことができます。
滴下薬は
スポットと呼ばれる液体を
犬の首や背中など皮膚に直接つける薬です。
どちらも場合も
種類によって違いはありますが、
目安となる5月~11月頃に毎月1回
定期的に与える必要があります。
フィラリアの予防方法と時期【注射】
注射の場合は動物病院で
獣医師による処置が必要となり、
年に1~2回で予防効果が続きます。
1年間効果が持続するものであれば
どの時期に打っても大丈夫ですが、
半年効果があるものは
5月頃を目安にかかりつけの獣医師に相談しましょう。
まとめ
犬のフィラリア予防は
適切な時期に行うことが最も重要です。
始めるタイミングも大事ですが、
終わるタイミングを早めないように
特に注意してください。
犬のフィラリア症は予防することで
必ず防ぐことができますので、
蚊が飛び始めた時期になったら
かかりつけの動物病院へ受診するようにしましょう。