名前こそ聞いたことのある人が多いかと思いますが、
実際どういったものが
「狂犬病」
と呼ばれているのか説明できますか?
この記事では
狂犬病の意味や症状などを
詳しくそしてわかりやすく解説していきます。
狂犬病とは?
狂犬病とは、
狂犬病ウイルスに感染して
発症する病気のことです。
人獣共通感染症であり、
人間を含めたすべての哺乳類が
感染するとされています。
狂犬病が発症してしまった哺乳類は
ほぼ100%死に至るとされている怖い病気です。
また、
狂犬病に感染した患者は
異常に水を怖がるという特徴から、
別名で「恐水症(きょうすいしょう)」
とも呼ばれています。
狂犬病になる原因とは?
狂犬病になる原因は
感染動物との接触により
人間にも感染します。
感染経路は
狂犬病ウイルスに感染している
犬などの動物に
引っ掻かれたり、
噛まれたりすることで、
その傷口から唾液とともに
狂犬病ウイルスが体内に侵入してしまいます。
約2週間から6週間位で
狂犬病を発症する場合がほとんどです。
狂犬病の症状とは?
狂犬病の症状には
- 狂躁型
- 沈鬱型
と2種類に分類されていて、
狂犬病にかかる場合の
8割方が「狂躁型」になります。
狂犬病の狂躁型の症状とは?
狂犬病の狂躁型は
前駆期→狂騒期→麻痺期と
段階を追って症状が重くなっていきます。
狂犬病前駆期の症状
- 発熱
- 食欲不振
- 不安(情緒不安定)
- 異常行動
狂犬病狂騒期の症状
- 水を怖がる
- 攻撃的になる
- 過剰な興奮状態
- 歩き回る
- 遠吠えをする
- 噛みつく
- 地面を掘る
- 顔つきがきつくなる(キツネ顔)
狂犬病麻痺期の症状
- 大量の唾液が出る
- 嚥下障害
- 運動失調
- 歩行困難
- 痙攣
- 昏睡
最終的には
昏睡状態に陥った後、
死に至ります。
狂犬病の治療方法はあるの?
狂犬病を発症してしまった場合ですが、
残念ながら治療方法は
未だ見つかっていません。
日本では1956年以降
狂犬病の発生はありませんが、
絶対にかからない
ということはありませんし、
海外で狂犬病にかかってしまう場合もあります。
狂犬病を事前に防ぐには
狂犬病予防ワクチンを接種することだけです。
日本では生後3カ月を過ぎた犬は
一年に1回ワクチンを接種することが
義務付けられています。
飼い主として、
自分の命や犬に関わる人たちの為にも
必ずワクチンを接種しましょう。
まとめ
狂犬病とはどんなものか
理解できましたか?
なぜ犬が年に一回もワクチン接種が
義務付けられているのか、
狂犬病の恐ろしさを知って
お分かりいただけたかと思います。
狂犬病がどんなものなのか
多くの人に知られ、
このまま予防していくことができるように
飼い主としての責任を
果たしていきましょう。
狂犬病のワクチンを
打つにあたって、
副作用のリスクも知りたい方は
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