
犬がピスタチオを食べてしまった!
誤って食べてしまったとき、
または
飼い主さんの手から
少しならと食べさせてしまったことはありませんか?
犬が食べても問題ないのでしょうか?
この記事では
犬がピスタチオを食べると危険なのか、
わかりやすく解説していきます。
目次
犬がピスタチオを食べると危険?
犬がピスタチオを食べることは
直ちに危険が及ぶ可能性はありませんが、
食べない方が望ましい食べ物でしょう。
ピスタチオは
栄養価が高いものとして知られていますが、
その栄養こそが過剰摂取の原因となり
健康上、犬に与えることはおすすめできません。
犬がピスタチオを食べない方がいい理由
ピスタチオには
犬にとって必要なエネルギー源となる
たんぱく質が含まれています。
それでも
犬が食べない方がいいとされる理由には
次の3つが挙げられます。
- 肥満の原因
- 消化不良
- アレルギーの可能性
食べない方がいい理由①【肥満】
ピスタチオの成分には
たんぱく質だけでなく、
多くの脂質も含まれています。
脂質は必要な成分ですが、
ドッグフードを食べていれば必要な脂質量は満たされます。
そのため
ピスタチオまで食べることになれば
脂質を過剰に摂取することとなり
肥満の原因となります。
肥満は生活習慣病のもととなり、
病気や怪我のリスクが高まります。
治療には
食事制限や運動が必要となり、
犬も飼い主も大変な思いをすることになります。
食べない方がいい理由②【消化不良】
ピスタチオだけに限らずですが、
ナッツ類は消化のしにくい食べ物です。
上手く噛めずに丸のみしてしまうと
消化できずに腸に詰まってしまうことがあります。
小型犬の場合では
2~3粒でも閉塞する可能性があるのです。
また、
殻付きのピスタチオを
そのまま食べてしまった場合も大変危険です。
殻が消化管内にとどまって閉塞を起こすと
最悪の場合開腹手術となることもあります。
食べない方がいい理由③【アレルギー】
ピスタチオは
犬によってはアレルギーを引き起こすことがあります。
それは犬が食べてもいいとされる
ピーナッツでも同じことが言えます。
軽いアレルギー症状もあれば、
重篤なアレルギー症状を引き起こし、
最悪の場合、死に至る危険性も潜んでいます。
与える必要がないものですが、
誤飲してしまった場合にはその後の様子に注意してください。
もしも犬がピスタチオを食べてしまったら?
もしも誤ってピスタチオを食べてしまっても
無理に吐き出させる必要はありません。
いつ、どのくらいの量を食べたのかを
出来る限り把握しておき、
もし異常がある場合にはすぐに動物病院で診察を受けましょう。
また、
数日は便の様子を気にすることも必要でしょう。
まとめ
犬がピスタチオを食べることに
重大な危険性はないものの、
健康上食べさせない方がいいでしょう。
犬に食べられないように
飼い主が気をつけながら食べることも大事です。
しかし、
飼い主が落としたものを食べてしまったり、
机の物を勝手に食べたりすることがないようにしつけをすること大切です。
もしも食べてしまっても
慌てず様子をみるようにしましょう。