柴犬にいちごを与える際
イチゴのヘタを取れば
問題ないのでしょうか?
この記事では
柴犬に苺を食べさせてもOKか、
柴犬が食べても良い苺の適正量や
柴犬に苺を与える際の注意点についても
簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
柴犬に苺(いちご)を食べさせてもOK?
柴犬にいちごを食べさせてもOKなのか?
その答えは「適正量であればOK」です!
いちごには
豊富な栄養素が含まれています。
イチゴの栄養素として
以下のような成分があります。
- ビタミンC
- カルシウム
- マグネシウム
- カリウム
- 鉄分
- 食物繊維(ペクチン)
- 葉酸 など
このようなさまざまな栄養成分によって
- 抗酸化作用
- 利尿作用
- 余分な塩分の排出
- 整腸作用
- 骨や歯を強くする など
柴犬の体にとって
たくさんの効果が期待されます。
柴犬の苺(いちご)の適正量とは?
柴犬にとってのいちごの適正量は次の通りです。
- 体重5㎏の小型犬の場合で1/2個程度
- 体重10㎏の中型犬で1個程度
- 体重20㎏の大型犬で2個程度
人間からすれば少ないのでは?
と感じてしまうかもしれませんが、
たくさん与える必要はありません。
柴犬がいちごを過剰摂取してはいけない理由
「柴犬はいちごを食べても問題ない」
とされていますが、実はいちごの中には
柴犬が過剰に摂取してはいけない成分が含まれています。
- キシリトール
- シュウ酸
いちごに含まれる成分①【キシリトール】
いちごの中には
柴犬が中毒症状を引き起こす
キシリトールが含まれています。
その量はいちご100gあたり約40mgです。
体重10kgの柴犬が1000㎎以上摂取した場合に
中毒症状を起こすとされていますので、
いちごを2.5㎏食べると危険ということになります。
その量を食べる柴犬はいないと思いますが、
やはり適正量を守ることが大切となります。
いちごに含まれる成分②【シュウ酸】
いちごに含まれるシュウ酸は
体内のカルシウムと結合して
シュウ酸カルシウムとなり、
尿路系の結石の原因となります。
尿路系の結石治療中の柴犬や、
結石のできやすい体質の柴犬の場合は
いちごを食べても大丈夫なのか
かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
柴犬にいちごを与える時の注意点
柴犬にいちごを与える際、
ヘタを取り除いてから食べさせるようにしましょう。
いちごのヘタは消化に悪いので
柴犬の消化器官に負担をかけてしまいます。
なので注意して取り除くようにしてください。
いちごのヘタを取るタイミングは
いちごを水洗いした後です。
なぜなら
いちごに含まれるビタミンCは
水溶性で熱に弱く、
へたを取った状態で洗うと
ビタミンCが流れてしまうからです。
せっかくの栄養素を無駄にしないためにも
イチゴのヘタは後で取るようにしましょう。
その後は
そのままの状態で柴犬には与えずに
細かく刻んだものを食べさせてあげましょう。
そうすることで
柴犬がイチゴを喉に詰まらせるリスクを
事前に回避することができます。
ちなみに
いちごは生のままだとしても
加熱したものだとしても
柴犬に与えることは問題ありません。
しかし
ジャムなどの加工品は
砂糖が大量に使用されていますので
柴犬には与えないようにしてください。
最後に
柴犬に苺を食べさせてもOKですが、
中毒症状を起こすキシリトールや
結石の原因となるシュウ酸が含まれますので
大量に食べさせることは避けて
適正量を守るように心がけてください。
また、いちごのサイズ
例え一口サイズだとしても
柴犬に与える際には
いちごを刻んだり、すり潰したりと
ひと手間を加えることをお忘れなく
食べさせてあげるようにしましょう。