人間にとっては健康食品として
多くの料理に使われていますが、
柴犬にも同じことが言えるのでしょうか?
この記事では
柴犬ににんにくを食べさせてもOKか、
にんにくを与えるメリットや注意点を
簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
柴犬ににんにくを食べさせてもOK?
柴犬ににんにくを食べさせてもOKなのか?
その答えは、OKとはいえません。
にんにくは「玉ねぎ」と同じ
ヒガンバナ科ネギ属の植物にあたります。
※ちなみに玉ねぎは
柴犬が食べてはいけない食べ物の1つです。
柴犬が玉ねぎを食べてしまうと
玉ねぎの「有機チオ硫酸化合物」成分によって
貧血や溶血の中毒症状を柴犬は引き起こすとされています。
そしてにんにくは
タマネギより中毒作用が低いといわれていますが、
「有機チオ硫酸化合物」が含まれているのです。
特ににんにくの芽には注意が必要です。
しかし、
絶対に柴犬ににんにくを食べてはいけない!
とも言い切れません。
注意点を理解し
与え方に気を付けることで
柴犬ににんにくを与えることは可能となります。
柴犬ににんにくを与える場合の注意点
もしも柴犬ににんにくを与える場合には
以下の2つを注意してください。
- 目安量
- 与え方
目安量【柴犬ににんにくを与える場合の注意点】
柴犬がにんにくを食べたことで
中毒を起こすとされる量は、
その柴犬によってさまざまです。
どのくらいの量であれば
中毒症状を起こさないなどとは
言い切ることはできません。
おおよその目安量としては
- 中型~大型柴犬の場合1かけら程度
- 小型柴犬の場合1かけらの1/3程度
この量を3日に1度くらいの割合にしましょう。
しかし、初めて柴犬ににんにく与える場合は
もっと少量から与えることを意識して、
柴犬の様子を見ながら与えるようにしてください。
にんにくの与え方【柴犬ににんにくを与える場合の注意点】
柴犬ににんにくを与える場合には
生の状態で細かく刻んだりすりおろして、
消化に良い状態で与えましょう。
こうすることで
柴犬の胃腸に負担をかけずに
にんにくを与えることが可能となります。
柴犬ににんにくを与えるメリット
柴犬ににんにくを与えるメリットは
以下の5つが挙げられます。
- 滋養強壮
- 肝機能の向上
- 血栓の予防
- コレステロールの低下
- ノミ、ダニ防止
このような効果が期待されていることから
犬の用のサプリメントやドッグフードなどに
にんにくが使用されているものもあります。
柴犬ににんにくを与えた後の注意点
柴犬ににんにくを与えた後は
必ず柴犬の様子を観察しましょう。
柴犬がにんにくを食べたことで
- 嘔吐
- 下痢
- 元気消失
- 食欲不振
- 黄疸
- 接触性皮膚炎
- 偽喘息発作
- 貧血
- 血管内溶血 など
さまざまな中毒症状を起こす可能性があります。
たとえ以前症状が出なかったときと
同量のニンニクを柴犬に与えたとしても
上記のような症状を引き起こす場合も十分に考えられます。
何か異変を感じられた場合には
すぐに動物病院へ連絡し、
応急処置が必要となれば
獣医師の指示に従い診察を受けましょう。
このように
柴犬にとってデメリットが大きいです。
基本的に柴犬にニンニクを与えるはおすすめしません。
まとめ
柴犬ににんにくを食べさせてもOKなのか、
この記事を読んでどうお考えでしょうか?
柴犬の滋養強壮やノミ、ダニ予防として
人間と同じように健康食品であるといえますが、
リスクがあることも忘れずに与えましょう。
生のものを与えるのに不安な方は
にんにくを含むサプリメントやドッグフードから
お試しになってみてはいかがでしょうか?