オレンジ色に熟した柿は甘くておいしいですが、
糖分が多そうで…与えてもいいのでしょうか?
この記事では
柴犬に柿を食べさせてもOKなのか、
柿を与えるメリットや注意点についても
わかりやすく解説していきます。
目次
柴犬に柿(かき)を食べさせてもOK?
結論からいうと
柴犬に柿を食べさせることはOKです。
柴犬は渋柿(しぶがき)も
平気で食べてしまうようです。
ただし、未熟な柿や渋柿には
アク成分である「アルカロイド」という毒性物質が
通常より多く含まれているので、
与える場合は熟した柿にしましょう。
また、与える量の目安は
その柴犬の大きさなどによって異りますが、
小型犬の場合ですと15g程度にしておきましょう。
しかし、初めて与える時には
もっと少量から与えるようにし、
アレルギー反応が出ないか様子を見守ることが必要です。
柴犬に柿(かき)を与えるメリットとは?
柴犬に柿を与えるメリットは
柿に含まれる豊富な栄養素にあるでしょう。
代表的な栄養素は
- ビタミン
- カリウム
- タンニン
このような栄養素の他にも水分を多く含み、
食物繊維も豊富なため便通に効果的とされています。
柿のメリット①【ビタミン】
柿に含まれるビタミンには
ビタミンCやAが豊富に含まれています。
このどちらともに抗酸化作用があるため
老化防止やがん予防に効果があります。
またビタミンCは体の調子を整え、
ビタミンAは目、皮膚、粘膜などを
正常機能に保つ働きがあり、
免疫力の向上にも効果が期待されます。
柿のメリット②【カリウム】
カリウムは利尿作用によって
体内の水分量を調整してくれるので
代謝がよくなります。
また、塩分を排出する働きもあり、
血圧を維持するのにも効果的です。
柿のメリット③【タンニン】
柿に含まれているタンニンは
ポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。
また、下痢を改善する効果があるため
適量食べることで腸内環境を整えてくれます。
柴犬に柿(かき)を与える時の注意点とは?
柴犬に柿を与える時の注意点は
「消化に良くしてあげること」を
心がけて忘れないようにすることです。
消化に良くするためには
- 皮や種は取り除きましょう
- 細かくスライスしたりペースト状にして与えましょう
- 欲しがっても与えすぎないようにしましょう
このようなことを意識しないで与えていくと
柴犬は噛まずに飲み込む習性がありますので
喉に詰まらせてしまう危険性があります。
また、
消化不良で下痢や嘔吐をする場合や
胃腸で消化できない柿が詰まって
胃切開手術をすることもあるのです。
繊維質な物の消化を苦手とする柴犬のために
少しでも安全に栄養を吸収しやすくするためには
ポイントを3つ抑えましょう。
まとめ
柴犬に柿(かき)を食べさせることはOKですが、
適量食べさせることで柴犬の体を健康的にしてくれます。
柴犬へ多く与えすぎてしまうと
消化不良や体を冷やして
下痢を起こしてしまったり、
糖分の摂り過ぎによって
肥満や糖尿病を引き起こす原因にもなります。
欲しがるだけ与えることはせず、
飼い主が食べるほんの一口分を分けてあげて
柿を食べる楽しさを一緒に味わってみてはいかがですか?