子犬のクレートトレーニングとは何か?メリットは何?【具体的なやり方なども解説】

クレートトレーニングとは何かをご存知ですか?

 

トレーニングという言葉が付くため、
しつけの種類の1つでしょうか?

 

この記事では
子犬のクレートトレーニングについてと
そのメリットや具体的なやり方について詳しく解説していきます。

子犬のクレートトレーニングとは?

そもそも「クレート」とは何かをご存知ですか?

「クレート」とは
プラスチック製の箱型のもので
犬1匹が入れる程度の小さいケース(家)のことを指します。

クレートには取っ手がついており、
持ち運ぶことができるようになっています。

 

 

そのクレートを使って行う
クレートトレーニングとは
飼い主の指示でクレートに入るようにしつけることをいいます。

 

では、なんのために
クレートトレーニングが必要なのでしょうか?

 

クレートトレーニングのメリット

クレートは普段から慣らしておくことで
犬はその中を安全で快適な場所として認識するようになります。

そのため、どこへ行っても
クレートさえあれば安心して過ごすことができるのです。

 

飼い主からすると
こんな狭い場所に閉じ込めるのは
かわいそうと感じる方もいますが大丈夫です。

 

犬は狭くて暗い場所を好む習性があるため、
慣れてくると犬にとって落ち着ける場所となります。

 

クレートトレーニングができるようになると
どんなメリットがあるのか以下にまとめました。

  • 車や飛行機などの移動がスムーズ
  • 馴染みのない場所でも落ちつける
  • 災害時でも安全に守ることができる
  • どこでも安心して眠ることができる

 

クレートトレーニングの具体的なやり方

クレートトレーニングを進めるコツは
クレートの中は安心できる場所だと覚えさせることです。

子犬がクレートの中に入ることで
恐怖心や嫌な気持ちにならないように
様子を確かめながら焦らずゆっくり進めていきましょう。

 

クレートトレーニングの具体的なやり方は
次の(1)~(4)を参考に順に行っていきましょう。

 

クレートトレーニングのやり方(1)

まずはクレートの中に
子犬のお気に入りのおもちゃや
柔らかい毛布などを入れて
クレートの中に入りやすい環境を作りましょう。

なかなか警戒して入らない場合は
おやつを少量クレートの中に入れても構いません。

このとき、
子犬が自由に出入りできるように
扉は開けっ放しにしておきましょう。

 

クレートトレーニングのやり方(2)

クレートに入ることをためらわなくなったら
掛け声をかけてクレートに入ることを覚えさせます。

まずは
子犬がクレートに入るタイミングで
「ハウス」と声をかけるようにしてみましょう。

おやつを使いながら
「ハウス」といってクレートの中に誘導しても構いません。

これを根気よく何度も続けていくと、
次第におやつがなくてもクレートに入ってくれるようになります。

 

子犬がクレートに入らないからといって
無理やり入れることは
さらにクレートを嫌がる原因になりますので絶対にやめましょう。

 

クレートトレーニングのやり方(3)

子犬が「ハウス」の掛け声で
スムーズに出入りできるようになってたら
少しの間だけ扉を閉めてみましょう。

この時に慌てた様子や
出たがるような行動をしたらすぐに扉を開けてあげましょう。

そうすることで
扉はいつでも開くという安心感を与えることができます。

 

扉を閉めて落ちついた様子でも
ずっと締めきりにはせず、
閉める時間は徐々に延ばすようにしましょう。

 

クレートトレーニングのやり方(4)

子犬がクレートの中で
腰を下ろすようになったり、
眠れるようになれば
子犬にとって安心できる場所になったと言えるでしょう。

これでクレートトレーニングは完了です!!

 

ただし子犬の場合、
長時間クレートに閉じ込めてしまうと
嫌な場所になってしまうこともあるため、
最大でも2時間位を限度にして
クレートから出すようにしましょう。

 

最後に

クレートトレーニングが
子犬にとっても飼い主にとっても
メリットがあることだと感じていただけましたか?

 

飼い主は時間をかけて
根気強くしつけを行う必要がありますが、
子犬のうちに覚えてもらうことで
その後の生活がスムーズに快適に過ごせることへ繋がります。

 

子犬とコミュニケーションを取り合いながら
無理のないようにクレートトレーニングを始めてみましょう。

 

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