あなたの犬は、散歩中に草を食べることはありますか?
なぜ草を食べるのでしょうか?
お腹がすいているからでしょうか?
この記事では
犬が草を食べる理由や
注意点などについても詳しくまとめました。
目次
犬が草を食べる理由
犬が草を食べることは
動物として正常な行動です。
しかし、
犬の主食は肉がメインであるはずなのに
なぜ草を食べるのでしょうか?
その理由は主に4つ考えられます。
- 胃腸の調子が悪いとき
- 誤飲したものを吐きたいとき
- ストレスが溜まっているとき
- ビタミン不足を補うため
理由①【胃腸の調子が悪いとき】
犬は胃腸の調子が悪いと感じると
草を食べて胃を刺激させ、
嘔吐することで胃の中をスッキリしようとさせます。
胃腸の調子が悪いと感じる原因には
以下のようなことが考えられます。
- 消化不良
- 空腹
- 食べ過ぎ
- 胸焼け
- 傷んだものを食べた
- 車酔い など
犬が食べる草の多くがイネ科の草で
イネ科は胸焼け解消だけでなく、
利尿作用や代謝活性作用があるとされています。
犬にとっては胃薬のような扱いで草を食べているようです。
理由②【誤飲したものを吐きたいとき】
犬は誤飲したときや
溜まった毛玉を吐き戻したいときに
草を食べて吐こうとします。
胃腸の調子が悪い時と同様で、
草のツンツンした形状が
胃を刺激して吐かせようと働きます。
つまり、草は吐くために食べているのです。
理由③【ストレスが溜まっているとき】
何らかのストレスが原因で
退屈しのぎであったり、
気持ちを落ち着かせるために草を食べることがあります。
飼い主の呼びかけに反応がないほど
一心不乱に草を食べるような場合は
相当なストレスが溜まっていると考えられます。
理由④【ビタミン不足を補うため】
ビタミンやミネラル、
繊維質、葉酸などを
足りない栄養素を補うために草を食べることがあります。
最近のドッグフードは
栄養価が高くバランスもよいため、
適正量食べていれば栄養が偏るといった問題はありません。
しかし、
犬がフードの量に満足していなかったり、
もっと食べたいという欲求から草を食べることもあります。
その犬にフードが合っているのか、
量は適正であるのか、
もう一度食事を見直す必要があるかもしれません。
犬が草を食べる時の注意点
犬が草を食ベることは
何かしらの理由があって食べるため、
吐くからといって食べさせないようにする必要はありません。
しかし、
犬が草を食べる時に注意すべきことが2つあります。
- 食べてはいけない草がある
- 除草剤の撒かれた草
注意点①【食べてはいけない草】
草であれば何でも食べていいというわけではありません。
また、
食べても吐くから大丈夫だろうという考えも危険です。
散歩中に生えていそうな
食べてはいけない草はある程度把握しておきましょう。
もしも犬にとって
毒性のある草を食べてしまった場合、
嘔吐、下痢、大量のよだれ、血便など
何らかの異常が見られます。
その場合は多量の水を飲ませ、
吐かせることが必要になります。
また、
症状が治まったとしても
必ず動物病院での診察も受けましょう。
注意点②【除草剤】
除草剤の撒かれた草は
口に入れさせないようにしてください。
置き看板などで
除草剤を撒いたことを
知らせてくれる所もありますが、
何も注意書きが無い場合があります。
不自然に草が生えていない場所は特に注意しましょう。
まとめ
犬が草を食べているときは
何らかの不調がある時です。
心身ともに健康な犬であれば
草を食べることをほとんどありません。
どんな理由で草を食べているのか
しっかり原因を探り、
問題解決をしていくことが必要です。
もしも嘔吐が習慣化すると、
栄養不足や脱水症状にも陥るため
安易に考えてはいけません。
草を食べることが長く続くようであれば、
かかりつけの獣医師に相談してみましょう。