犬のヒゲを切ると危険?【いぬの髭の役割について】

犬のヒゲの役割についてご存知ですか?

 

ご飯などを食べる時に
髭が邪魔そうに見えるから
切った方がいい?などと安易に考えてはいけません。

 

この記事では
犬のヒゲを切ると危険なのか、
また犬の髭の役割についても詳しく解説していきます。

 

犬のヒゲを切ると危険?

犬のヒゲを切ることは危険なのでしょうか?

 

その答えは、
切っても問題はありません!

 

しかし、
ヒゲを切ることにあまりメリットがありません。

 

もしメリットとして挙げるとするならば、
見た目がかわいらしくなったり
スタイルが良く見えるといったことです。

 

では
犬のヒゲにはどんな役割があるのでしょうか?

 

犬のヒゲにはどんな役割があるの?

犬のヒゲには立派な役割があります。

 

かつて犬が野生で暮らしていた頃、
獲物を見つける手掛かりとして
優れた嗅覚と聴覚に加えて
ヒゲも重要な働きをしていました。

 

ペットとなった今、
獲物を捕まえることはなくなりましたが
感覚器官としては未だにその役割を果たしています。

 

犬にとってヒゲの役割は大きく分けて4つの働きがあります。

  • 位置を把握
  • センサーになる
  • 目を守る
  • 感情表現

 

ヒゲの役割①【位置を把握する】

近くの物の位置を把握するのに
ヒゲを使って確認します。

犬は他の動物と比べると
あまり目が良くないため、
食事の時などはヒゲや嗅覚を使って、
食べ物の位置を感じ取ります。

ヒゲの役割②【センサー】

犬のヒゲの感度はとても優れ、
空気の流れを感知するセンサーの役割もあります。

皮膚よりも敏感なため、
温度や湿度、風向きなども感じ取ります。

ヒゲの役割③【目を守る】

犬のヒゲと目は反射的につながっています。

犬は目を傷つけないようにするため
ヒゲに何か当たって異物を感じると
反射的に目をつむって目を守ります。

そのため、
右側のヒゲに触ったら右目を、
左側のヒゲに触ったら左目をつむることが多いようです。

ヒゲの役割④【感情表現のため】

ヒゲの動きで
感情を読み取れるため、
飼い主が犬の気持ちを理解できます。

興奮や緊張しているときは
ヒゲがピンと前向きなります。

気持ちが安心し、
リラックスしているときはヒゲは下向きになります。

 

犬のひげを切る際の注意点とは?

犬のヒゲは
同じ毛でも被毛とは違い、
毛根には神経と血液が流れています。

そのため、
ヒゲを切るときは
安易にハサミで切らないことが大切です。

 

犬のヒゲは生え変わることが少ないため、
一度切ると戻らないこともあります。

 

もしも切ることを望む場合には
トリマーなど専門知識のある方にお願いしましょう。

 

最後に

犬のヒゲはとても敏感で
目の悪い犬にとってはセンサーとして非常に役立ちます。

 

そのため、
ヒゲを切ってしまうと動きが鈍くなったり、
物の位置を把握することができず
ケガをする原因になることも考えられます。

 

犬にとってのヒゲの役割を十分理解し、
必要なものかしっかり判断してください。

 

もしも切りたいという場合には
飼い主ご自身ではなく、
専門的な知識のある人に切ってもらいましょう。

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