子犬が軟便をした!
何かいつもと違うものを食べた?
お腹を冷やした?
体調が悪いの?
子犬が軟便にならないためには
どうしてあげていたらいいの?
と不安になる飼い主さんのために。
この記事では
子犬が軟便したときに考えられる
原因とその対策について
わかりやすく解説していきます。
目次
そもそも軟便って何?どんな状態が軟便なの?
犬の軟便とは
どんな状態のウンチなのかを
以下でまとめました。
- つまむとつぶれる
- 形状が細長い
- トイレシートに便の跡が残る
- お尻に便が付着している
いずれかに該当したとき、
軟便と言われる状態になります。
形になっていない
べちょっとした水っぽいウンチは
下痢に該当しますので
こちらも参考になさってください。
子犬の軟便の原因を4つ紹介!!
子犬の軟便は
何かしらの身体の異変を
訴えていることに違いないでしょう。
それには
どんな原因が考えられるか
次の4つのことが考えられます。
- 冷えによるもの
- ストレスによるもの
- エサが合わない
- 病気によるもの
子犬の軟便の原因【冷えによるもの】
人間にもあることですが
お腹を冷やしてしまったことで
軟便になることがあります。
特に子犬の場合は
体温調節がまだ上手くできないため
軟便になりやすいです。
そのため冬の寒い時期などに
子犬は軟便になりやすいので注意が必要です。
他にも
雨や雪などで毛が濡れたり
地面が濡れていたりすることで
子犬の身体の体温が下がり
お腹を壊して軟便になりやすくなります。
子犬の軟便の原因【ストレスによるもの】
ストレスが原因で、
子犬が軟便になる場合があります。
来たばかりの環境に慣れないことや
母犬や兄弟と離れた寂しさから
ストレスが溜まり、
便に影響することがあるのです。
子犬の軟便の原因【エサが合わない】
子犬の軟便の原因で疑ってほしいのが
子犬とドッグフードとの相性です。
いつも食べているドッグフードが
その子犬に合っているか、
合っていないかを探る必要があります。
特に、
子犬を迎え入れたばかりのときは
以前から食べていたエサを
なるべく食べさせるようにしてください。
また、
普段食べていないエサやおやつを
与えた覚えはありませんか?
もしあるとすれば
その食べ物が
消化不良を引き起こしたことで
軟便になってしまったかもしれません。
与えれば何でも食べるからと
安易に考えず、
ドッグフードの選び方や与え方は
慎重に行う必要があります。
子犬の軟便の原因【病気によるもの】
子犬が軟便をしている原因で怖いのが
病気が潜んでいるかもしれないということです。
その病気とは
- ウイルスや寄生虫の感染
- 内臓疾患
の2つが考えられます。
ウィルスや寄生虫に感染している場合
子犬によく見られるのは
寄生虫によって引き起こす
回虫症が考えられます。
また、
予防接種を行っていないと
子犬はウィルスに感染して
軟便をしてしまうこともあるのです。
両者ともに症状が悪化すると
下痢、血便、脱水症状になり、
命にかかわることもあります。
内臓疾患の場合
赤みのあるウンチや
黒っぽいウンチをした場合に
内臓疾患が疑われるので
注意が必要です。
この色のウンチをした場合、
子犬の内臓内で出血している
可能性が考えられます。
また、
消化器官で炎症が起きていたり
潰瘍ができてしまったりすると
消化機能がうまく働かず
子犬は軟便になることもあります。
子犬の食欲がなかったり、
吐き戻しすることが増えたりした場合にも
何かしらの疾患が疑われるでしょう。
子犬が軟便をしないためにできる対策とは?
子犬が軟便をする4つの原因に対する
それぞれの対策を以下でまとめました。
- 冷え対策
- ストレス対策
- エサ対策
- 寄生虫、ウイルス、内臓疾患対策
冷え対策【子犬の軟便対策】
冷えの対策は
子犬の身体を冷やさないことです。
子犬を眠らせるときに
毛布を与えてあげたり、
必要があれば洋服を着させて
体温調節してあげましょう。
また、
夏に暑いからといって
頻繁に冷たいものばかり
与えてしまうことも望ましくありません。
ストレス対策【子犬の軟便対策】
子犬の軟便の原因が
ストレスの場合には
何にストレスを感じているのか知り、
子犬のストレスを解消してあげることが一番です。
子犬を一人きりにしすぎて
寂しがっている場合には
もう少しコミュニケーションの時間を作ってあげましょう。
エサ対策【子犬の軟便対策】
エサやおやつの種類はさまざまあり、
あれもこれもと買いたくなりますが、
頻繁に変えることは避けましょう。
犬は同じ種類のエサの方が
安心して好んで食べます。
もし新しく選ばれるときは
犬種や大きさ、年齢などの
商品に表示されているものを目安に
子犬に合った物を選んで
少量から与えて様子を見ましょう。
※エサを変えたことが原因で
子犬がエサを食べなくなることもあるので
エサを変える際はぜひ意識してみてください。
寄生虫、ウイルス、内臓疾患対策【子犬の軟便対策】
寄生虫の対策としては
子犬のうちに駆虫薬を投与するのが望ましいです。
ウイルス感染の場合は
予防接種をしておくことで予防できます。
あとは、以下の2点を心がけましょう。
- 排泄物は速やかに処理すること
- 他の犬がしたうんちには近づかないこと
内臓疾患の場合
対策は難しいのですが、
うんちの色の変化や食欲の程度を
日頃からよく観察することが大切です。
子犬の異変に気が付いたら
早めに動物病院で診察を受けることをお勧めします。
まとめ
子犬が軟便をする原因について
今知っておくことで事前の対策ができます。
そして
子犬が軟便をしてしまったとしても
ある程度対処ができると思います。
軟便が長期にわたって続いたり、
子犬になにか異常がみられた場合には
早急に病院で診てもらうようにしましょう。