犬の「よだれ焼け」とは何かを知っていますか?
よだれ焼けは病気なのでしょうか?
どんなことが原因でなったり、
治療などは必要なのでしょうか?
この記事では
犬の「よだれ焼け」について
その原因や対応策について
詳しく解説していきます。
目次
犬の「よだれ焼け」とは何か?
犬の「よだれ焼け」とは
よだれが常に口の周りの毛につくことで
毛が茶色く変色してしまうことです。
ただ変色しているだけなら問題ないかと
思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
健康的なよだれであれば
よだれ焼けは起こらないのです。
では一体どんなことが原因で
「よだれ焼け」が起こるのでしょうか?
犬の「よだれ焼け」の原因
犬の「よだれ焼け」が起こる原因には
主に3つのことが考えられます。
- 添加物が含まれたフード
- 食物アレルギー
- 口周りや口内環境の悪化
よだれ焼け自体が害を及ぼすのではなく、
よだれ焼けになるということが
何かしらの体調不良のサインになっているのです。
犬の「よだれ焼け」の対応策
犬の「よだれ焼け」は
次の5つの対応策を行っていくことで
次第に改善していくことができます。
- フードを見直す
- 口周りを清潔に保つ
- 口内環境を整える
- 水分を摂る
- アレルゲンを特定する
対応策①【フードを見直す】
ドッグフードには
たくさんの種類がありますが、
保存料や着色料などの
添加物が含まれたものは
口周りの毛に色がつく原因となります。
もちろん毛に色がつくことだけでなく、
添加物は体に良いものではないため
無添加のフードを選んであげましょう。
対応策②【口周りを清潔に保つ】
口周りを清潔に保つように心がけることで
よだれ焼けによる毛の変色を防ぐことができます。
毎食後には濡れたタオルで
口の周りをきれいに拭く習慣をつけましょう。
擦らずに優しく拭き取るようにしてください。
既によだれ焼けしてしまっている場合には、
拭き取っても落とすことができないため
トリミングのときに少しずつ毛をカットしてもらいましょう。
対応策③【口内環境を清潔に保つ】
よだれ焼けの原因は
よだれに含まれる雑菌が繁殖して
口周りの毛を変色させてしまいます。
歯磨きをして口内環境を整えることで
よだれ焼けの対応策だけでなく、
虫歯や歯周病の対策につながるので
こまめに歯磨きを行いましょう。
歯磨きが苦手な犬には
歯磨きガムもおすすめです。
対応策④【水分を多く摂る】
犬は、体内の水分が少ないと
不要なものが排出されずに滞ってしまい、
よだれ焼けを起こしやすいとされています。
水分を摂ることは代謝がよくなるだけでなく、
犬の口内環境を整える意味でも必要なことなのです。
犬が水をなかなか飲んでくれない場合には
- 水飲み場の場所を増やす
- フードを水でふやかす
- 犬用ミルクを飲ませる
- 水分の多い野菜や果物を与える
などといった水分を摂ってもらえるように
その犬に合った方法を見つけてあげましょう。
対応策⑤【アレルゲンを特定する】
何らかのアレルギーの疑いがある際には、
原因であるアレルゲンを特定してあげる必要があります。
ほとんどの場合がドッグフードによる
食物アレルギーであるため、
動物病院でアレルギー検査を行ってみましょう。
アレルゲンを特定し
原因を取り除くことができれば
よだれ焼けだけでなく、
皮膚炎や体内環境が整って
健康的な体を保つことができます。
まとめ
犬の「よだれ焼け」は病気ではありません。
しかし、
今は元気に過ごしていても
今後体に悪影響を及ぼすかもしれないサインなのです。
口周りや口の中を
清潔に保つことだけでなく、
食べ物の選び方も大切となります。
よだれ焼けになってしまったら
普段の生活を見直すきっかけとして
犬の健康維持のために改善していきましょう。