犬の避妊手術はするべき?
それとも、しない方がいい?
犬の避妊手術の方法には
どんな種類があるのでしょうか?
この記事では
犬の避妊手術は必要か、
手術にかかる料金や
適正時期、注意点などについても
詳しく解説していきます。
目次
犬の避妊手術はするべき?しない方がいい?
犬の避妊手術は
メス犬が妊娠できる体へと成長したとき、
妊娠できない体にするためのものです。
メス犬はおよそ年に2回発情期を迎えます。
その発情に伴う生物学的行動によって
生活に支障をきたさないために
犬に避妊手術を行うことは
犬にとっても人間にとっても有効的であるといわれています。
犬に避妊手術をする目的は
- 不要な繁殖を避けるため
- 発情に伴う問題行動を改善するため
- 病気を予防するため
このような3つの意味があります。
犬の避妊手術というと
子犬を産ませないようにすること
と思いがちですが、
病気にかかるリスクも下げることができるのです。
犬の避妊手術の方法
犬の避妊手術は方法には2つあります。
卵巣だけを摘出する卵巣摘出術と、
卵巣と子宮の両方を摘出する卵巣子宮摘出術とがあります。
最近では、
卵巣子宮摘出手術を行うのが
主流となってきていますが、
各病院によっても方針が違いますので
獣医師とよく話し合い納得して決めましょう。
犬の避妊手術にかかる料金は?
犬の避妊手術にかかる料金は
ガイドラインなどの基準がないため、
各動物病院ごと異なります。
手術前の検査内容や、
どんな麻酔を行うのか、
どんなお薬を使用するのか、
どんな手術器具を用いるのかなど
病院によってさまざまですので
事前に問い合わせることをおすすめします。
目安としては2~5万円程度かかり、
犬種や犬のサイズによって料金が変動します。
また、
手術代とは別に検査料や麻酔代、
入院費、退院時に処方される薬代などが
別途かかる場合があります。
犬の避妊手術を行う適正時期は?
犬の避妊手術の適正時期は
生後5ヶ月以降が目安とされています。
また、
手術を行うときのポイントは
- 健康状態はどうか
- 麻酔に耐えられるか
- 発情期前か
この3つを満たすことが望ましいです。
避妊手術の適正時期【健康状態】
犬の避妊手術を行う際には
病気の治療中やワクチン接種直後など
体に負担がかかっている場合は
通常の健康状態にまで落ち着いてから行うことが勧められています。
特に異常がない場合でも
血液検査やアレルギーの有無、
心電図やレントゲンなどの事前検査を行います。
避妊手術の適正時期【麻酔に耐えられる】
生後5ヶ月前だと
まだまだ体の機能が未成熟で、
麻酔のリスクが高いとされています。
麻酔に耐えられる体の大きさと
体力が持つまでに成長していることが重要です。
避妊手術の適正時期【発情期前】
犬の避妊手術は
最初の発情期を迎える前に行うことが大切です。
発情中や発情後は
子宮や卵巣が少し腫れていたり、
乳腺が張っていたりするため
避妊手術時の出血リスクが高まります。
早い犬では生後6ヶ月頃には
発情期を迎えるため、
やはり5ヶ月頃には獣医師に相談しましょう。
犬の避妊手術を行う際の注意点
犬の避妊手術を行う際には
いくつかの注意点があります。
- 動物病院に慣れさせておく
- 体を清潔にしておく
- 太りすぎないこと
- 体調を整えておく
特に手術前日は体調を整えるためにも
無理をさせないようにし、
しっかり休養させてあげましょう。
また、
手術当日が絶食だからといって
食べさせ過ぎないように注意してください。
まとめ
犬の避妊手術はするべきか、
しない方がいいかは
飼い主の判断に任されています。
避妊手術を行う場合は
適正とされる時期を逃さないように
早めにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
また、
術前の準備も大切ですが
術後のケアも重要ですので
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