犬のアイコンタクトには
どんな意味合いがあるかをご存知ですか?
実はアイコンタクトは
全てのしつけの基礎となり、
必要な動作になります。
そこでこの記事では
しつけをするにあたって
犬のアイコンタクトはなぜ必要なのかなど
詳しく解説していきます。
目次
犬のアイコンタクト【その必要性とは?】
アイコンタクトは
単純に目を合わせることではなく、
犬を飼い主に注目させるために
まず最初に教えなければならないしつけです。
犬が飼い主の呼びかけに反応して
注目するということは犬との信頼関係を表します。
つまり、
目と目を合わせることで初めて
飼い主からの命令を聞ける態勢になるため、
アイコンタクトができないとしつけを始めることもできません。
犬のアイコンタクトの身につける前に
犬のアイコンタクトを身につける前に
以下の2つのことを実践してみましょう。
- 犬自身に名前を覚えさせる
- ご褒美の方法を決める
始める時期に関しては
子犬でも成犬の場合でも
家の環境に慣れてくる頃を目安に
約1~2週間経ってから始めてみましょう。
犬に名前を覚えさせる
まず犬の名前を決めたら、
犬に名前を覚えさせるために
頻繁に名前を呼ぶようにしましょう。
特に犬が喜ぶことの前に呼びかけてあげると
犬は名前を呼ばれることが嬉しいと認識し、
より早く名前を覚えることができます。
犬にご飯をあげる時や散歩に行く前、
じゃれあって遊ぶときなど
意識して名前を呼ぶようにしてください。
犬へのご褒美の方法を決める
犬は褒められることに喜びを感じる動物です。
何かうまくいった時には
目と目を合わせて声をかけてあげましょう。
そして、犬を褒める言葉や
犬を褒めるときの動作を決めておくと
アイコンタクトも取りやすくなります。
始めのうちは大げさに体を触って
飼い主が喜んでいる姿を見せてあげます。
そうすることで
犬は飼い主を喜ばそうと
アイコンタクトを自然ととるようになります。
犬のアイコンタクトを身につけるためのトレーニング
犬が自分の名前を認識するようになったら
アイコンタクトを身につけていくためのトレーニングを行っていきましょう。
トレーニング方法としては
名前の呼びかけを応用していきます。
- 近くで呼ぶ
- 気を散らして呼ぶ
- さまざまな状況で呼ぶ
トレーニング①【近くで呼ぶ】
最初は近くにいる状態から始めます。
しかし、このときは
犬の名前を呼ぶ素振を見せないで
突然呼びかけてみましょう。
その呼びかけに対して
犬が飼い主の目を見れば成功です。
できたらしっかり褒めてあげましょう。
もし呼んで向くことができたとしても
落ち着きなく動き回ったり
視線が定まらない場合であっても
何度も犬の名前を呼んではいけません。
呼ばれる名前=叱られる言葉
と犬が勘違いするのを防ぐためです。
トレーニング②【気を散らして呼ぶ】
トレーニング①をマスターできたら
次は犬が何かに気をとられているときに
アイコンタクトをとってみましょう。
例えば、
飼い主がおやつを手に持って
犬の視線をおやつに向けさせます。
犬が目で追っているときに
気付かせるように名前を呼びます。
このとき、はっきりと一度だけ呼ぶようにします。
このときにぱっと向くことができたら
たくさん褒めておやつを与えてあげましょう。
このときも何度も繰り返し呼んではいけません。
トレーニング③【さまざまな状況で呼ぶ】
トレーニング②についても
問題なくできるようになったら
犬がもっと気が散るような状況の中で
アイコンタクトをとるトレーニングを行います。
例えば、
散歩中、おもちゃで遊んでいるとき、
駅や公園で人や犬が多いような場所など
いろいろなシーンで試してみましょう。
繰り返し行うことで
どんなときでも目を合わせられるようになってきます。
しかし、繰り返しといっても
犬の集中力は15分程度といわれているため、
長時間行うことは避けて
無理をしないトレーニングを徐々に進めていくことが肝心です。
まとめ
犬のアイコンタクトはしつけをする上で、必ず必要とされるものです。
しかしそれは
しつけだけにとどまらず、
愛犬を危険な目から守ることや
コミュニケーションを取るため、
さまざまなことに活用していきます。
まずは犬自身に名前を理解させて、
呼ばれることに喜びを感じられるまでに
距離を縮めていくことが初めの第一歩となるでしょう。