犬のマズルコントロールとは何かをご存知ですか?
マズルとは
口の周りから鼻先にかけての部分で
別名で口吻(こうふん)とも呼ばれます。
そのマズルをコントロールすることに
どのような目的があるのでしょうか?
この記事で
犬のマズルコントロールについて
なるべくわかりやすく解説していきます。
犬のマズルコントロールとは何か?
犬のマズルコントロールとは
本来、母犬が子犬のマズルを噛んでしつける行為のことをいいます。
母犬はマズルコントロールをすることで
母犬の方が子犬より立場が上であることや
外敵から身を守るために
吠えさせないようにするなどといった
犬社会のルールを子犬に教えます。
飼い主が犬にマズルコントロールをする目的とは?
犬のマズルコントロールの目的は、
飼い主が犬のマズル部分を手で掴むことで
飼い主の方が上の立場であることを教え、
しつけをしやすくすることです。
最初は、
マズルに触られることを
犬は嫌がることでしょう。
しかし、
飼い主と犬との間で信頼関係を築き、
飼い主が上の立場であることを
理解できるようになると
抵抗せずに触らせてくれるようになります。
犬のマズルコントロールを始める時期は?
マズルコントロールを始める時期は
困ったことや、何か問題が起きた後ではありません。
犬のマズルコントロールは
子犬のうちから始めた方が受け入れやすく、
犬に抵抗されて飼い主がケガを負う
リスクも成犬時に比べて低くなります。
子犬を迎えて家の環境に慣れたら、
少しでも早く始めることをおすすめします。
犬のマズルコントロールのやり方
犬のマズルコントロールのやり方を解説します。
スキンシップの一環として
体を触るのと一緒にマズルにも触れるようにすることから始めましょう。
最初は、マズルを静かに撫でるようにします。
慣れてきたら、
犬の鼻先を包み込むように軽く握ったり、
上下や左右に動かしたりしてみましょう。
次の段階としては
犬の口を持ち上げたり、
開けさせたりする練習を行ってみて下さい。
長時間する必要はなく
1日5分程度の短い時間にし、
抵抗なく犬が触らせてくれたら
必ず褒めるように繰り返し行いましょう。
そうすることで無理なく
自然な形で受け入れていき、
犬と飼い主との間に信頼関係が生まれています。
最後に
犬のマズルコントロールについて
なるべくわかりやすく解説しました。
少しでも愛犬家のあなたの参考になれば幸いです。
犬のマズルコントロールによって
犬と飼い主との主従関係だけでなく、
信頼関係も築くことができます。
他人や他の犬に迷惑をかけないためにも
飼い主の責任として必要なしつけの一環です。
何かトラブルが起こってから
しつけを行うのではなく
なるべく早いうちから開始しましょう。
また、犬のマズルに触れることは
犬とのコミュニケーションにもなりますので
是非マズルコントロールを子犬のうちから行うことをおすすめします。