食事の不足や与えすぎは
犬に大きな健康被害を
もたらすことがあります。
でも、安心してください。
犬の適切な食事の回数や
犬の適切な食事の時間を知ることで
犬の健康被害を事前に回避できます。
この記事では
犬の食事の回数と時間の決め方について
簡単にわかりやすく解説していきます🐩✨
目次
犬の一日の食事の回数について
犬の一日の食事回数は
犬の成長段階によって
それぞれ異ってきます。
- 生後1年頃まで
- 生後1年頃~生後7年頃まで
- 生後7年以降
犬の食事の回数【生後1年頃まで】
生後1年頃までの犬は
消化器官がまだ未熟なので
一度に多くの量の食事を与えると
犬の身体に負担をかけてしまいます。
また、生後1年頃までは特に
犬の成長スピードが速いため
数か月単位で適正な食事回数が変化します。
※生後は特に消化器官が未熟のため
犬の適正な食事回数は1番多くなります。
生後1年頃までの犬の食事回数について
3段階に細かく分けて解説していきます。
- 生後3カ月頃まで
- 生後3カ月~6カ月頃
- 生後6カ月~12カ月頃
生後~3カ月の犬の食事の回数
犬も人間と同じく
生まれてからすぐに
食事をとるわけではありません。
生後2、3週間は母乳で育ちます。
その期間を終えてから
生後3ヶ月頃まで離乳食として、
子犬用のドライフードを柔らかく
ふやかしたものを与えましょう。
生後~3カ月の犬の食事の回数は
一日4、5回を目安にして、
餌を小分けにするように意識しましょう。
生後3カ月~6カ月の犬の食事の回数
生後3ヶ月を過ぎたら
ドライフードのふやかし方を
変えていきましょう。
通常の硬さの状態が食べられるように
徐々に犬に慣らしていってください。
この時期の犬の食事回数は
1日3、4回を目安にしましょう。
特にこの生後3カ月~6カ月の時期は
犬の成長にとって大切な時期なので
栄養価の高いエサを選ばれることをおすすめします。
生後6カ月~12カ月の犬の食事の回数
消化器官が発達してくる
生後6ヶ月~12ヵ月の犬については
一日2、3回が食事回数の目安です。
食事の量と回数を調整しながら
犬の体重が減らないように
しっかり管理してあげましょう。
そして、生後8カ月頃から
徐々に成犬用のフードに
切り替えていく準備を進めます。
一気に変えるのではなく、
少しずつ慣らしていきましょう。
犬の食事の回数【生後1年頃~生後7年頃まで】
成犬期である1歳以降は
消化器官が十分に発達しているので、
一日の食事の回数は2回でOKです。
しかし、
犬はエサを丸飲みしてしまうので、
与える時間は一緒でも
お皿には小分けにして与えましょう。
犬の食事の回数【生後7年以降】
老犬期に入る7歳以降は
消化機能が少しずつ衰え、
一気に必要量が食べられなくなったりします。
基本的には
老犬期の一日の食事の回数は
2、3回を目安にしましょう。
しかし、食べ残しが増えてきたり、
消化不良を起こしてしまう場合には
一日のえさの量を減らしたり、
一度の与える量を減らして
回数を増やしても構いません。
また、
老犬用フードに変えることも
徐々に進めていきましょう。
犬の食事の時間の決め方について
犬の食事の時間の決め方のコツは
タイミングを一定にしリズムを作ること。
リズムを作ってあげることで
排泄の時間も決まりやすく、
犬の身体の調子が整います🐩✨
犬の一日の食事の回数別で
目安となる時間は以下のようになります。
- 5回:朝・昼前・昼過ぎ・夕・夜
- 4回:朝・昼・夕・夜
- 3回:朝・昼・夜
- 2回:朝・夜
「何時何分になったら、犬に食事を与える」
というように、細かな時間を意識するよりも
時間配分をバランスよくすることが大切です。
また、犬の食事のタイミングと関連して
気をつけてもらいたいがことがあります。
それは、犬の散歩のタイミングです。
犬がご飯を食べた後すぐに
散歩に連れていくことは避けてください。
犬の食事の後の運動は
胃捻転を起こしやすいので、
散歩をするタイミングとしては
じつはあまりよろしくありません。
最後に
犬の食事の回数と
犬の食事の時間の決め方は
その犬の健康状態や
消化器官の未熟さ、
老化の進行具合などが関係しています。
犬の食事を管理することは
犬の健康状態を把握する上で、
ものすごく重要なことです。
適度な運動と
適切な食事を意識して、
愛犬が健康で過ごしていけるように
飼い主としてサポートしていきましょう🐩