あなたの愛犬は
寝ている時いびきを掻いていますか?
犬はいびきを掻いても
ぐっすり眠ることができるのでしょうか?
いびきは病気と関係があるのでしょうか?
この記事では
犬がいびきをする理由や
いびきの対応策についてなど
わかりやすく解説していきます。
目次
犬のいびきの仕組み
犬は呼吸をする時に
鼻もしくは口から空気が入り
喉や気管を通って肺へ送りこみます。
通常、
呼吸をしている時に音がしないのは
呼吸の通り道が広く、
スムーズに空気を送られているからです。
しかし、
空気の通り道が狭くなると
呼吸器を通る空気が振動して
これがいびきの音として聞こえてきます。
犬がいびきをする理由
犬がいびきをするのは
一つのことが原因ではありません。
その犬によって
さまざまな理由が考えられ、
主に4つの要因が挙げられます。
- 犬種によるもの
- 体型によるもの
- 環境によるもの
- 病気によるもの
犬がいびきをする理由①【犬種によるもの】
もともといびきを掻きやすい犬種がいます。
短頭品種に部類する犬は
顔の構造上、
鼻がつぶれているため鼻腔が狭く
空気の通りが妨げられやすくなっています。
そのため、
他の犬種に比べていびきを掻きやすいのです。
短頭品種
短頭品種と呼ばれる犬は
以下のような犬種が挙げられます。
- ブルドッグ
- パグ
- シーズー
- ペキニーズ
- ボクサー
- チャウチャウ
- ボストンテリア
犬がいびきをする理由②【体型によるもの】
人間にも言えることですが、
太っている犬はいびきを掻きやすくなります。
それは喉の周辺に脂肪がついてしまい、
のどが狭くなってしまうことが原因です。
犬がいびきをする理由③【環境によるもの】
飼い主がタバコを吸っていると
いびきを掻きやすくなるとされています。
タバコの煙は
犬の鼻の粘膜を傷つける刺激物です。
粘膜は傷つけられると
鼻を守ろうとして鼻水が出るため
いびきを掻きやすくなります。
また、
筋肉を緩めるような薬を服用している場合、
副作用によっていびきを掻きやすくなる場合があります。
犬がいびきをする理由④【病気によるもの】
犬のいびきは
病気が関係していることもあり、
気管や鼻、喉などの異常により
いびきを掻くことがあります。
いびきを急に掻くようになったり
呼吸しづらそうにしていたり、
いびきの音が大きくなったなど
気になる症状が続く場合には
動物病院で診察を受けましょう。
いびきが原因の病気には
- 風邪
- アレルギー
- 軟口蓋過長症
- 気管虚脱
などが考えられます。
いびきをする犬への対応策
いびきをするのは犬にとって
睡眠の質が落ちますし、
飼い主にとっても気がかりでよくありません。
そこで以下のような対応策を行い、
少しでもいびきが改善するように努めてみましょう。
- 運動や食事に気を付ける
- 寝ている体勢を変えてみる
- 空気清浄機を使用する
- 獣医師に相談する
犬種によっては
仕方がないこともありますが、
太り気味の犬でしたらダイエットするように
普段の生活を見直すようにしましょう。
また、
タバコは出来る限り
近くで吸わないようにし、
空気清浄機をつけて
鼻への刺激を与えないように
気を付けることも大切です。
対応策を行い
いびきが減れば喜ばしいことですが、
なかなか改善されない場合には
かかりつけの獣医師に相談して見ましょう。
まとめ
犬がいびきを掻くことは当たり前なことではありません。
もちろん、
犬種によっては掻きやすい犬もいますが、
病気のサインであったり
何らかの原因が考えられます。
その原因を取り除いたり
改善していくことで
睡眠の質を高められますので
普段の生活習慣を見直すようにしましょう。