犬の健康診断があるのをご存知ですか?
その名も「ドッグドック」です。
犬の健康診断「ドッグドック」では
どんな検査をしてもらえるのでしょうか?
この記事では
犬の健康診断「ドッグドック」について
詳しく、そしてなるべくわかりやすく説明していきます。
目次
犬の健康診断「ドッグドック」とは何か?
「ドッグドック」とは
犬の総合的な健康診断のことで
人間でいう人間ドックと同じようなことです。
近年、犬の寿命も延びたことで、
ガンや肥満などの生活習慣病が増加してきています。
元気にしているからといっても
人間の言葉を発しない犬の体調変化に
全て気が付くことは難しいでしょう。
病気は早期発見・早期治療が大切です。
そのためには定期的な検査を行い、
犬の健康をサポートしていく必要があります。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査とは?
犬の健康診断「ドッグドック」の検査内容は病院によってさまざまです。
また、
検査してもらいたい項目を
オプションとしてつけることができる病院もあります。
一般的に「ドッグドック」として行われる
基本的な検査内容は以下の通りです。
- 触診
- 聴診
- 尿検査
- 便の検査
- 血液検査
- レントゲン
- 超音波
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【触診】
犬の健康診断「ドッグドック」の触診では主に
- 目
- 耳
- 口、歯
- 皮膚
- 腫瘤
- 外傷
- 骨
- 爪 など
全身を隈なく手で触れて確認していきます。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【聴診】
犬の聴診では、触診でわからない
犬の体の中の様子を確認していきます。
聴診器を用いて
- 心臓
- 呼吸器系
- 消化器系 など
様々な犬の体の機能が、正常な動きをしているか確認していきます。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【尿検査】
犬の尿検査については、事前に
自宅で採取してきてもらい検査を行います。
犬の尿検査の種類によって
- 尿結石
- 膀胱炎
- 糖尿病
- 腎臓病
- 肝臓病 など
このような疾患を発見することができます。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【便の検査】
犬の便の検査も事前に
自宅で採取してきてもらい検査を行います。
便の検査は
- 寄生虫の有無
- 消化の様子 など
腸内環境や消化に関することを知ることができます。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【血液検査】
犬の血液検査ではさまざまな疾患を調べることができます。
- 貧血
- 腎臓病
- 肝臓病
- 感染症
- 内分泌疾患 など
さまざまな項目を検査していき、
オプションで検査項目を増やすこともできる病院もあります。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【レントゲン】
犬のレントゲンは
胸部と腹部の箇所を
仰向けと側面での撮影をすることがほとんどです。
犬のレントゲンは触診や聴診では気が付きにくい異常を、より詳しく正確に発見する意味で行います。
犬のレントゲンの種類によって
- 骨
- 心臓
- 呼吸器
- 腎臓
- 肝臓
- 泌尿器
- 消化器 など
これらの箇所の異常や病気の有無を診ていきます。
犬の健康診断「ドッグドック」の検査【超音波】
犬の超音波の検査は
エコーを使って犬の臓器の様子を観察していきます。
- 心臓
- 肝臓
- 腎臓
- 消化器
- 泌尿器
- 生殖器
- 前立腺 など
あらゆる犬の臓器の異常や病気の有無を確認します。
犬の健康診断「ドッグドック」は何歳から受けるべき?
ドッグドックは年齢に関わらず、
どんな犬も検査を受けることができます。
目安としては
シニア期を迎えた7〜8歳頃には
一度受けられることをおすすめします。
その後は定期的に
年に一度のペースで受けられると
病気の早期発見につながります。
まとめ
犬の健康診断「ドッグドック」とは何か
なるべくわかりやすく解説していきました。
犬の全身の検査を
しっかり行なってもらえるため、
重大な疾患に気が付けるきっかけになります。
長生きしてもらいたい愛犬のために
定期的にドッグドックで検査を行い、
健康に過ごしていけるようにサポートしてあげましょう。