夏の暑い時期、
犬との散歩中に池や湖などに入り
犬と水辺遊びを楽しむ愛犬家もいることかと思います。
水辺で犬と遊ぶ際に
注意しなければならない
『アオコ』の存在を知っていますか?
もしかしたら知らずのうちに
犬を危険な目にさらしているかもしれません。
この記事では
犬との水辺での散歩で
注意してもらいたい
「アオコ」について
詳しく説明していきます。
『アオコ』とはどんなもの?
『アオコ』とは
湖や池などで発生する
藻類の一種です。
水の流れがないところで
水面を覆い尽くすほどの藻類が発生し、
増殖して一面が緑色や
青緑色なった藻類をアオコと呼んでいます。
ちなみに、
水の流れがあるような
ダム、ため池、河川では
アオコは増殖できないので発生しません。
時期としては
春から秋にかけての暖かい気候のときに
アオコは発生しやすいとされています。
アオコの発生条件としては
水温が15度を超えると増殖をはじめ、
20度を超えると大発生しやすいです。
農業に使われる肥料の流入、
工業排水、地球温暖化による
気温や水温の上昇などが原因で
アオコの発生率が高まっています。
そのため、
以前はアオコがいなかった水辺でも
現在は発生している可能性が高くなっている。
今現在、アオコがないところでも
犬と水辺に入る前には
どこの場所でも注意が必要です。
『アオコ』が犬へもたらす影響とは?
犬との水辺での散歩の際
なぜアオコに注意しなければいけないのか?
その理由は、アオコが犬にとって
悪い影響を及ぼす可能性があるからです。
全ての藻類(アオコ)が有毒
ということではありませんが、
なかには犬の肝臓障害などを引き起こす
毒素のある藻類(アオコ)も存在します。
水辺で浮かんでいるアオコが
犬にとって無毒か有毒かの識別は
水質検査をしてみないとわかりません。
犬との散歩中
水面が緑色になっている池などの
水辺の場所を発見した時は
犬をリードにつないだまま、
速やかに水のそばから離れましょう。
もしもアオコが犬の体内に入ってしまったら?
犬がアオコの浮かぶ水辺に入ってしまい、
有毒なアオコが体内へ入ってしまったときに
考えられる犬の症状は以下のようなことです。
- ぐったりしている
- 食欲がない
- 嘔吐
- 下痢や血便
- 震えや痙攣
- 異常に多いよだれ
- 白目の部分が黄色い
- 尿の色が濃い(茶色っぽい)
- 皮膚の発疹
犬の体内に入って数時間で
死亡するケースもあるほど
犬にとってアオコは恐ろしい存在です。
もしも犬が水辺に入り
アオコを口にした可能性があるならば、
異常が見られる前に!
動物病院で診察することをおすすめします。
まとめ
犬との水辺での散歩で気を付けたい
『アオコ』の存在について
しっかり頭の中へ入れておきましょう。
もしも
アオコの発生している湖や池があったら
- 水辺では遊ばないこと
- 犬が水辺へ行かないように
しっかりリードを持つこと - もしも水辺へ入ってしまったら
動物病院で診察を受けること - 近隣の方にも注意を呼びかけること
このような注意点を守ることで
アオコからの被害を抑えることが出来ます。
水辺での散歩の危険性を把握して
楽しく健康的な散歩を続けていきましょう。