犬が「ピーピー」と鳴いている時、
どんなことをあなたに伝えているのでしょうか?
鼻が鳴っているだけ?詰まっている?
と勘違いされることもありますが、
犬には何かしらの理由があります。
この記事では
犬が「ピーピー」鳴く理由について詳しく解説していきます。
犬が「ピーピー」鳴く理由
犬が「ピーピー」と鳴くとき、
鼻をならして鳴いています。
呼吸によって
自然と鳴っているのではなく、
その鳴き声には感情が込められています。
鳴き声と合わせて、
表情や姿勢、しっぽなど
全体の様子を見ることで
愛犬の気持ちを理解してあげられるでしょう。
犬が「ピーピー」鳴く理由には主に次の3つが考えられます。
- 不安・緊張・恐怖心
- 甘えたい
- 体調不良・ケガによる痛み
理由①【不安・緊張・恐怖心】
寂しそうにか細い声でピーピー鳴く場合は
不安や緊張、恐怖心を表しています。
それに加えて次のような様子も見られます。
- 目をそらす
- 耳を伏せる
- 体が縮こまる
- 体を震わせる
- しっぽを足の間に巻き込む
知らない人、物、場所、大きな音など
慣れないことや苦手なことに直面したときに
このような鳴き方や行動が表れます。
また、
分離不安のある犬は
飼い主と離れることが怖くて
ピーピー鳴いて訴えることもあります。
理由②【甘えたい】
鼻にかかったような高音で
「ピーピー」と鳴く場合は甘えたいときです。
このような鳴き声に合わせて、
次のような様子も見られます。
- 見つめてくる
- 舐めてくる
- 体をすり寄せる
- しっぽを振る
- 前足で地面をかく
甘えたい気持ちの中には
構ってほしい、遊びたいだけではなく、
おやつが欲しい、お腹がすいた、
トイレに行きたいなどの要求も含まれていることがあります。
この甘え鳴きの要求に全て応えてしまうと、
犬は鳴けば要求を叶えてくれると勘違いしてしまいます。
必要な要求には応えることは大切ですが、
過度に応えてしまうと
ワガママになってしまいますので
しつけとして無視することも必要です。
理由③【体調不良・ケガによる痛み】
覇気がなく弱々しくピーピーと鳴く場合、
体調不良や体のどこかに痛みを感じているかもしれません。
また、
暑い寒いといった部屋の温度が
居心地悪い場合に鳴くこともあります。
特に犬は暑いのが苦手で
夏の部屋の中でも熱中症になるため、
温度には十分気を付けるようにしましょう。
また、
体に痛みがある場合は次のような様子が見られます。
- 変な歩き方をしている
- 背中を丸めている
- 体を触ろうとすると嫌がる
- 元気がない
- 食欲がない
- 表情は硬い
- うつむきがち
もしも上記のような様子が見られたら
動物病院で診察を受けましょう。
また、
どこで、どのようにケガをしたのか
理由がわかっていれば獣医師に伝えましょう。
犬が興奮していたり、
触られるのを嫌がる場合には
無理に手を出すと噛まれる恐れがあるため、
落ち着いてから病院で診てもらいましょう。
まとめ
犬が「ピーピー」鳴くのは理由があります。
その理由によって
対処の仕方が異なりますので、
鳴き声だけでなく表情や仕草など
全体の様子を見て気持ちを理解してあげましょう。
そうすることで
より一層愛犬との絆が深まることでしょう。